羽生結弦、ミラノに“雨”降らず 海外に広がる落胆「プーさん軍団は姿を見せない」
平昌五輪でフィギュアスケート男子シングル66年ぶりの連覇を果たした羽生結弦(ANA)が右足首の治療などのために21日開幕の世界選手権(イタリア)を欠場することが決まった。大会連覇がかかった王者の不在に対し、海外メディアから「世界王者と五輪王者不在の世界選手権を迎える」「ユヅルとプーさん軍団は姿を見せない」と落胆の声が続々と上がっている。
世界選手権欠場に海外メディアも無念「世界王者と五輪王者不在の世界選手権を迎える」
平昌五輪でフィギュアスケート男子シングル66年ぶりの連覇を果たした羽生結弦(ANA)が右足首の治療などのために21日開幕の世界選手権(イタリア)を欠場することが決まった。大会連覇がかかった王者の不在に対し、海外メディアから「世界王者と五輪王者不在の世界選手権を迎える」「ユヅルとプーさん軍団は姿を見せない」と落胆の声が続々と上がっている。
米スポーツ専門局「NBC」は「負傷のユヅル・ハニュウが世界選手権をドロップアウト」と見出しを打って特集。「ハニュウの撤退は、世界王者と五輪王者不在の世界選手権を迎えることを意味する」と存在の大きさを伝えている。
一方、ツイッターアカウントでは「ユヅル・ハニュウとプーさん軍団は今月の世界選手権に姿を見せない」と平昌五輪でも話題となった代名詞の“プーさんの雨”がミラノの地で見られないことを無念そうに報じている。
イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は「足首の負傷癒えないハニュウ、ミラノの世界選手権を犠牲に」と特集。フランス紙「レキップ」も「世界選手権から身を引く王者」と特集し、「五輪でも最後まで滑りきれるか疑問のあるシュチュエーションだった。まだ治癒に時間がかかる彼は、撤退の決断を下した」と手負いの状況で五輪を制したことを紹介している。
昨年、世界選手権で3年ぶりに優勝した羽生。今年は平昌五輪で66年ぶり連覇を果たし、フィギュア史に伝説を打ち立てた。もちろん、一日も早い回復を願っているのは共通だが、こうした無念の声が世界から漏れるのはフィギュア界に羽生がなくてはならない存在であることの裏返しだろう。
(THE ANSWER編集部)