“74年ぶり”の全員失格… 英国の陸上大会での珍事に地元紙は「歴史が作られた」
世界選手権では初めて、同様のケースは74年前までさかのぼるという
記事ではフライングでスタート前に失格となったハルーンの、レース後のコメントを紹介しており、「何が起こったのかよくわからないけれど、そんなこともあるよ。自分には今後もっとチャンスもあるはずだ」とさばさばと振り返っている。
同紙は「BBCの統計家、マーク・バトラー氏によると全選手が失格となったのは初のことだという」とする一方で、「世界選手権の舞台ではその通りであるだろうが、1944年にはAAU(アメリカ大学協会)の100メートル走にて、6選手全員がフライングとなったことがある。イリノイ大のクロード・ヤングはその後に行われたエキシビジョン走で10秒5を記録し勝利した」と伝えている。
74年前にさかのぼるほどの珍事。記録には残らずとも、記憶には深く刻まれそうなレースとなった。
(THE ANSWER編集部)