“74年ぶり”の全員失格… 英国の陸上大会での珍事に地元紙は「歴史が作られた」
イギリス・バーミンガムで行われた陸上の世界室内選手権で起きた“珍事”が話題を集めている。
バーミンガムでの世界室内選手権、男子400メートル予選で全員失格の珍事が
イギリス・バーミンガムで行われた陸上の世界室内選手権で起きた“珍事”が話題を集めている。男子400メートルの予選3組で走った5選手がまさかの全員失格。英高級紙「ガーディアン」は、この“珍レース”を振り返っている。
「ガーディアン」は「世界室内選手権400mで全選手が失格となり歴史が作られた」と見出しを付け「アブダル・ハルーン(カタール)はフライングで失格となり、残る4選手は全員レーンをはみ出ることに」と驚きのレースを報じている。
記事では、昨年大会で銅メダルを獲得し今大会の金メダル候補だったアブダル・ハルーン(カタール)がフライングにより失格となったことを紹介し、「残る4選手によりレースは、今季の最速記録保持者であるブラロン・タプリン(グレナダ)の勝利で問題なく終わったかのように見えた」と伝えた。
レースは残った選手の中で最有力だったタプリンが1着で入線。一見、問題は見受けられなかったようだ。
「しかしながら、大会側が映像を見返したところ、全選手、タプリン、スティーヴン・ゲイル(ジャマイカ)、アウストリス・カルピンスキ(ラトビア)、アロンゾ・ラッセル(バハマ)は、競技中にレーンをはみ出ていたことが明らかになった」
記事ではこう伝えている。なんと残りの4選手が全員、定められた走路をはみ出してしまったのだ。そのせいで、まさかの全選手失格という前代未聞の結末となった。