ソフトバンク工藤監督の長女・工藤遥加が首位浮上「今日は父に連絡を取ってみようかな」
女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディス第2ラウンド(R)が9日、静岡・東名CC(パー72、6592ヤード)で行われた。20位スタートの工藤遥加は、7バーディー、1ボギーの66で通算8アンダーとし、小祝さくら、アマチュアの佐藤心結と並んで首位に立った。今季は、5月のリゾートトラストレディスで最終日首位から15位に転落。その悔しさも胸にツアー初優勝を狙う。
国内ツアー・スタンレーレディス第2R、今季2度目のツアー初優勝チャンス
女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディス第2ラウンド(R)が9日、静岡・東名CC(パー72、6592ヤード)で行われた。20位スタートの工藤遥加は、7バーディー、1ボギーの66で通算8アンダーとし、小祝さくら、アマチュアの佐藤心結と並んで首位に立った。今季は、5月のリゾートトラストレディスで最終日首位から15位に転落。その悔しさも胸にツアー初優勝を狙う。
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最終18番パー5。2メートルのバーディーパットを決め、工藤は暫定2位でホールアウトした。その後、会見中に首位の佐藤がスコアを落とし、3位の小祝が伸ばして、工藤を含めて3人が首位に並んだ。工藤が最終日を首位で迎えるのは、リゾートトラストレディスと同じ状況だ。
「首位? ああ、そうなんですね。じゃあ、今度は楽しみたいです。自然体でやりたいですね」
1番パー4で10メートルのバーディーパットを決め、勢いに乗った。アイアンショットはピンに絡み、パットのストロークも安定した。「リズム良くプレーできました」。だが、「唯一、調子が悪い」というドライバーショットは避け続けた。
「(インスタートの)初日に11番、12番でドライバーで打ったら、あり得ないOB杭の方向にボールがいって、それから使わないようにしています。今日はアゲインストの8番と13番だけで、あとは3番ウッドや5番ウッドを使っています」。それでも、他のクラブは好調。前週の日本女子オープンに出場できなかったことで、1日500球以上の打ち込みをした手応えもあるという。
プロ11年目の今季、約5か月ぶりにめぐってきた初優勝のチャンス。今季残り8試合で賞金シード権も「欲しい」と話すが、やはり、プロとして「勝ちたい」と思いを隠さない。リゾートトラストレディス最終日を終えた後、帰宅すると、母親と俳優の工藤阿須加らきょうだいは「何も言わないで側にいてくれた」そうで、福岡ソフトバンクホークス監督の父・公康氏からは「お疲れ~」とだけ記したLINEメッセージが届いたと明かした。
「父も現役のつらさを良く知っているので、何も言わないでくれました。今日は連絡を取ってみようかな」
勝負の最終日にドライバーを持つかどうかは不明だが、工藤は「(混戦で)下からも上がってくると思うので、守りに入らないようにしたい」とキッパリ。優勝争いを楽しみながらも、全身全霊で頂点を狙う。
(THE ANSWER編集部)