東京で謝罪された米選手、失った左足にまつわる友情エピに感激の声「素晴らしい話だ」
東京パラリンピックのトライアスロン女子に出場したメリッサ・ストックウェル(米国)が、自身のインスタグラムで心温まるエピソードを伝えている。かつて米陸軍に所属し、イラクで爆弾により左足を失ったが、選手村で同国の選手から気遣われ、その後に友情が芽生えたという。コメント欄には「素晴らしい話」などと書き込まれている。
米選手が左足を失った地・イラクの選手から謝罪されたことを明かす
東京パラリンピックのトライアスロン女子に出場したメリッサ・ストックウェル(米国)が、自身のインスタグラムで心温まるエピソードを伝えている。かつて米陸軍に所属し、イラクで爆弾により左足を失ったが、選手村で同国の選手から気遣われ、その後に友情が芽生えたという。コメント欄には「素晴らしい話」などと書き込まれている。
ストックウェルはかつて母国の陸軍で活動していたが、イラク戦争で派遣されたバグダッドにおいて、沿道の爆弾が爆発したことにより左足を失った過去を持つ。東京パラリンピックにおいてはトライアスロン女子PTS2で5位入賞。選手村では、何物にも代えがたい思い出を手にしたようだ。
インスタグラムに画像として投稿された長文によると、ストックウェルは食堂でイラクの陸上選手と交流。ともに食事をすることになった。イラク選手の名前は明かされていないが、ストックウェルのインスタグラムの投稿をスクロールしている途中、その選手が写真の左足を指さし「イラク?」と尋ね、さらに「ごめんなさい」と謝罪してきたという。
謝ってもらう必要はないと考えていたストックウェル。イラク選手に「イラクに友人はいる?」と問われ「あなた」と回答。両者ともに笑顔になったという。
ストックウェルは「私たちはピンバッジを交換することはできませんでしたが、それ以上に大きな意味のあることをしました。パラリンピックは真の意味で世界を一つにするのです」ともつづっている。コメント欄には「素晴らしい話だ」「美しいお話」「この話をシェアしてくれてありがとう」「最高だ」などと書き込まれている。
(THE ANSWER編集部)