羽生結弦、あの“プーさんの雨”拾い集めた17人の“フラワーキッズ”に米紙脚光
プーさんが直撃したこともあるが… 「プレゼントを拾い集めるのは楽しいわ」
男子の“あの場面”については、こう触れている。「今年の男子大会は特に困難だった。日本人金メダリスト、ユヅル・ハニュウのファンが、くまのプーさん人形をたくさん投げ入れるからだ。3分もない中で大量の人形を集めるため、スイーパーたちは、けなげにくまを掴み、さらに人形が降り注ぐ中で、複数の大きな袋に投げ入れていた」。
注目を集めた“プーさんの雨”。あれだけの数の人形を、次の選手が滑走する前に片づけねばならない。それをわずか17人でこなすのだから、決して簡単ではない“仕事”だ。
同紙は11歳のフラワーガール、チェ・チュヨンさんのコメントを紹介。「スタンドから投げられた空飛ぶプーさんに当たったの。プレゼントを拾い集めるのは楽しいわ」。12歳のイ・スリンさんは、人形を集める最中に氷の凹凸に当たって転倒してしまったというが、「彼女に言わせればそんな不運も、米国のネイサン・チェンのようなお気に入りの選手を近くで見るだけの価値があるという」と伝えている。
米テレビ局「NBC」のフィギュア解説者で、サラエボ五輪金メダリストのスコット・ハミルトン氏のコメントも伝えている。
「フラワーキッズは世間から愛されていると同時に、彼女らは選手がきれいな氷の上で滑ることができるよう重要な役割を担っている。彼らを観るのは楽しいよ。大好きなんだ。彼女らの全員が偉大な競技者になることを夢見ている」
金メダリストも、フラワーキッズの担う役割の重要性について証言している。日本のみならず、世界を沸かせた、平昌で起きた壮大なドラマの陰には、17人のフラワーキッズの功績もあった。
(THE ANSWER編集部)