バナナの「Dole」の呼びかけに賛同

　女子ゴルフの双子姉妹、19歳の姉・岩井明愛（あきえ）、妹・千怜（ちさと）が社会貢献活動の担い手に就任することが21日、分かった。ルーキーの2人に協力を依頼したのは、バナナの生産、販売で知られる株式会社ドール（本社・東京）。同日、栄養に問題を抱える10億人をサポートすることなどを約束した「The Dole Promise」とECサイト「Dole公式ショップ」のアンバサダーに、2人がそろって就任したことを発表した。

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　同社を含むドール・アジア・ホールディングスのグループ企業は今年2月、「The Dole Promise」を策定。10億人への栄養サポートのほか、フルーツ廃棄物や包装に使用するプラスチック、温室効果ガス排出量を削減するなど、6項目の社会課題の実現を目指している。そして、その活動を推進すると同時に幅広く告知していくために岩井姉妹を指名。理由については、「双子で切磋琢磨しながら、チャレンジ精神をもって競技に臨むだけでなく、『The Dole Promise』が取り組む社会課題に関心を持ち、栄養学にアスリートの立場から高い意識を持っている」としている。

　就任に際し、明愛は「私自身、栄養に高い関心を持っていたので、『The Dole Promise』についても理解し、その考え、取り組みに非常に共感しました。今後、Doleさんとこの活動をより多くの方に広める一助になることができれば幸いです」などとコメント。千怜は「普段からDoleさんのバナナを食べて試合に臨んでいたので、非常にうれしく思っています。これまでも様々な活動をされている Dole さんとともに、「The Dole Promise」を通じて社会貢献活動のサポートができればいいなと思います」などと意気込んだ。

　岩井姉妹は、国内女子ツアーの“下部ツアー”に相当するステップ・アップ・ツアー大会を千怜、明愛の順で制したばかり。国内ゴルフで姉妹による2試合連続優勝は史上初の快挙で、「ナイスタイミング」でのアンバサダー就任発表となった。