エディー氏も平尾誠二氏の死を悼む 「日本代表にも非常に協力的だった」
ラグビー日本代表でキャプテン、監督を務めた神戸製鋼GMの平尾誠二氏が20日、53歳で死去した。「ミスター・ラグビー」の早すぎる死を、2015年ラグビーワールドカップで日本代表を率いた名将エディー・ジョーンズ氏(現イングランド代表監督)も悼んでいる。
「ミスター・ラグビー」の早すぎる死に、前日本代表HCも悲しみのコメント
ラグビー日本代表でキャプテン、監督を務めた神戸製鋼GMの平尾誠二氏が20日、53歳で死去した。同志社大学ラグビー部時代に全国大学選手権史上初の3連覇に貢献し、神戸製鋼では日本選手権7連覇という偉業を達成した「ミスター・ラグビー」の早すぎる死を、2015年ラグビーワールドカップで日本代表を率いた名将エディー・ジョーンズ氏(現イングランド代表監督)も悼んでいる。
「平尾さんは日本代表活動にも非常に協力的で、いい方だった。心よりご冥福をお祈りいたします」
ジョーンズ氏は悲しみのコメントを発表した。日本代表監督就任後、ワールドカップ・イングランド大会での躍進を期したヘッドコーチ(HC、当時)は、クラブに所属選手の強化合宿参加を要望。関係者によると、クラブのGMという立場でありながら、日本ラグビーフットボール協会理事も兼務した平尾氏はジョーンズ氏の志に共感し、選手の供出に協力的だったという。
一方、現在、日本代表を率いるジェイミー・ジョセフHCも日本ラグビーフットボール協会の公式サイトで「この度、平尾さんがお亡くなりになったことを耳にして大変なショックを受けています。平尾さんに初めてお会いしたのはラグビーワールドカップ1995でした(当時、平尾さんはメンバーの一員でした)。その次のラグビーワールドカップ1999では私は日本代表の選手として参加しており、平尾さんは監督でした。偉大な方が亡くなった時はいつもそうですが、ラグビーに関係する方がお亡くなりなった時には、特に強い悲しみを覚えます。この度の訃報に接し、平尾さんご本人はもちろんご家族にも思いを寄せています。ご家族に敬意を表して、平尾さんへのお悔やみを申し上げたいと思います」と哀悼の意を表明している。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer