大谷翔平、不調続いてもMVPは鉄板か 米記者が“逃すケース”想定も「ほぼ不可能だ」
米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は今季のア・リーグMVPの最有力候補として目されている。本塁数ではブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.に抜かれたが、米スポーツ専門局「ESPN」では依然として大谷を大本命と見ているようだ。では、この日本人がMVPを逃すのはどんなケースなのだろうか。同局の記者が展望している。
ゲレーロJr.が三冠王&プレーオフ進出、そして大谷の不調が続くなら…
米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は今季のア・リーグMVPの最有力候補として目されている。本塁数ではブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.に抜かれたが、米スポーツ専門局「ESPN」では依然として大谷を大本命と見ているようだ。では、この日本人がMVPを逃すのはどんなケースなのだろうか。同局の記者が展望している。
MVPレースの先頭を走る大谷に死角はあるのか。ESPNは「MLB賞レース、ナ・リーグの新たな若い候補者、2選手が争うナ・リーグのMVPレース、オオタニがア・リーグのMVP逸するには」と題して特集。ア・リーグMVPについて、2人の記者はこう分析している。
デイブ・シェーンフィールド記者は「ショウヘイ・オオタニは圧倒的首位のようで、多分満場一致で選出されるだろう」と断言。一方で「もしもブルージェイズがプレーオフに進出し、オオタニの不調が続けば、ゲレーロもしくは(マーカス・)セミエンにも、少なくともMVP票を得られる可能性はある。いずれにせよ、シーズン50本塁打に投手で11勝くらい記録すれば、オオタニを超えるのはほぼ不可能だ」と推測している。
また同局のブラッドフォード・ドゥーリトル記者も「これは接戦ではない」と大谷のMVPに太鼓判。そして「ゲレーロのわずかな望みはこれだ。三冠王を獲得し、勝負どころで圧倒的な打撃をみせ、ブルージェイズがプレーオフに進出し、なおかつオオタニの不調が続くこと。これでも十分ではないかもしれない。オオタニのやっていることは類を見ないからだ」と続けている。
ゲレーロJr.は現在、本塁打、打率の2冠。打点も3位につけており、三冠王の可能性も十分だ。それでも投打で傑出した結果を残す大谷を上回ることは難しいと見ている。
大谷は15日(日本時間16日)のホワイトソックス戦で5打数無安打。打率は.254まで下がっているが、それでもMVP獲得は揺るぎないと見られているようだ。
(THE ANSWER編集部)