2位急浮上の稲見萌寧、メジャー初V視野もクール「どれだけ、気持ちを抑えられるか」
女子ゴルフ国内ツアーのメジャー大会、日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯の第3ラウンド(R)が11日、茨城・静ヒルズCC(6680ヤード、パー72)で行われた。今季7勝の稲見萌寧(都築電気)は、8バーディー、1ボギーの65で通算11アンダー。単独首位で通算12アンダーの西郷真央(大東建託)に1打差、2位タイにつけた。東京五輪銀メダルに続き、初メジャー制覇も視野に入ったが、最終日に向けては「優勝したいという気持ちをどれだけ抑えられるか」とクールに話した。
バーディーラッシュで首位と1打差、コース内を飛ぶ虫には「嫌ですね~」
女子ゴルフ国内ツアーのメジャー大会、日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯の第3ラウンド(R)が11日、茨城・静ヒルズCC(6680ヤード、パー72)で行われた。今季7勝の稲見萌寧(都築電気)は、8バーディー、1ボギーの65で通算11アンダー。単独首位で通算12アンダーの西郷真央(大東建託)に1打差、2位タイにつけた。東京五輪銀メダルに続き、初メジャー制覇も視野に入ったが、最終日に向けては「優勝したいという気持ちをどれだけ抑えられるか」とクールに話した。
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稲見のショットが冴えわたった。2番パー4を皮切りにバーディーラッシュ。9番パー5では、残り200ヤードから放った第2打がピン手前に着弾し、奥6メートルに止まった。この日のピンが位置した手前のグリーン幅は約20ヤードしかなく、右は池、左は深いバンカーがある。その状況下でも、正確無比なショットでイーグルチャンスにつけた。パットは入らなかったが、悔しがることもなく、「番手を考えると、奥(のグリーン)でもいいという感じでした。アゲインストだったので打ちやすかったのもありますね」と振り返った。
17番パー4は、第2打をグリーン手前の池に入れてボギーとしたものの、「ナイスショットでしたし、1ヤードぐらいの差でした。(自己採点は)80点ぐらいです」と振り返り、「全体的にバーディーチャンスが多かったですし、危なっかしくなくていい感じです」。一方で、コース内に飛び交う小さな虫については、前週のゴルフ5レディース(虫に刺された影響による左腕痛で棄権)を思い出して、「嫌ですね」と苦笑いした。
今季7勝、東京五輪銀メダルを獲得、勝てばメジャー初制覇、年間賞金ランクでトップに立つことになるが、稲見は前のめりにはならずに言った。「優勝したいという気持ちをどれだけコントロールできるかですね。ミスをしても、何をしても笑って終われるようにしたいです」。自分をコントロールし、技術を最大限で発揮する。その先にさらなる栄光が待っている。
(THE ANSWER編集部)