44歳大山志保が「尊敬している」22歳稲見萌寧と並んで2位「もう最高の1日。幸せです」
女子ゴルフ国内ツアーのメジャー大会、日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯の第3ラウンド(R)が11日、茨城・静ヒルズCC(6680ヤード、パー72)で行われた。元賞金女王で44歳の大山志保(大和ハウス工業)は、7バーディー、2ボギーの通算11アンダー。単独首位の西郷真央に1打差の2位タイにつけた。最終日は、同じ2位で22歳の稲見萌寧、19歳の西郷真央と最終組で勝負する。
最終日は22歳の稲見、19歳の西郷真央と最終組
女子ゴルフ国内ツアーのメジャー大会、日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯の第3ラウンド(R)が11日、茨城・静ヒルズCC(6680ヤード、パー72)で行われた。元賞金女王で44歳の大山志保(大和ハウス工業)は、7バーディー、2ボギーの通算11アンダー。単独首位の西郷真央に1打差の2位タイにつけた。最終日は、同じ2位で22歳の稲見萌寧、19歳の西郷真央と最終組で勝負する。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
最終18番パー4。大山は7メートルのバーディーパットを沈めると、右拳を7度も上下させた。そして、会見では声を弾ませた。
「ショットもパットもよく、一緒に回っている3人のリズムも良かった。コースコンディションがよくて、フェアウェーでもラフの深いところに行っても、『楽しいな』と言いながら、プレーしていました。もう、最高の1日でした。本当に幸せです」
大山は2020年11月の大王製紙エリエールレディース後、左鎖骨付近に痛みを感じ、同年の残り試合を欠場。今年に入っても痛みが引かず、検査の結果、「胸郭出口症候群」と診断された。一時は「お茶わんを持つのもすごく重くて。ゴルフどころではなかった」と苦しんだが、必死のリハビリなどで、5月末にリゾートトラストレディスからツアー復帰。7月以降は「鎖骨の痛みもなくなってきた」といい、今大会は第1日から上位争いを繰り広げている。
それでも、大山は謙虚に言った。「この位置にいるのが信じられないですし、すごくうれしいです。今の自分はプレーできることに感謝しながら、自分の技術で、自分と勝負したいと思います」
最終日は、最終組で22歳下の稲見、25歳下の西郷と回るが、「2人ともすごくいい選手。特に稲見さんはスイングが素晴らしいし、尊敬して、憧れています」とまで言った。5年前、リオデジャネイロ五輪に出場しているゆえに、東京五輪で銀メダルを獲得した稲見へのリスペクトは高まるばかりだという。
それでも、ドライバーの飛距離は若手たちに負けず、「体調の悪かった練習ラウンドの時よりも、100ヤード伸びました。本当です」と笑顔で言った。ツアー通算18勝の44歳は3年ぶりの優勝を目指すだけでなく、「頑張って、『この年齢になってもやれるんだ』ということを後輩たちに示したいです」と言葉に力を込めた。
(THE ANSWER編集部)