卓球銅の丹羽孝希、五輪後初戦に「もっと休みたいけど…」 練習再開から10日で快勝
卓球のTリーグ男子は11日、東京・大田区総合体育館で行われ、昨年4位のT.T彩たまが同3位の岡山リベッツに2-3で敗れ、開幕初戦は黒星だった。東京五輪男子団体銅メダルメンバーの26歳・丹羽孝希は、第2試合のシングルスで勝利。五輪後初戦で強さを見せつけた。
卓球Tリーグ男子
卓球のTリーグ男子は11日、東京・大田区総合体育館で行われ、昨年4位のT.T彩たまが同3位の岡山リベッツに2-3で敗れ、開幕初戦は黒星だった。東京五輪男子団体銅メダルメンバーの26歳・丹羽孝希は、第2試合のシングルスで勝利。五輪後初戦で強さを見せつけた。
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T.T彩たま新加入の丹羽が、昨季所属した古巣を相手に日本代表の実力を示した。第2試合のシングルスで龍崎東寅(とんいん)と対戦。序盤から11-6、11-3と22歳を寄せ付けず、鋭いカウンターや持ち前の繊細なボールタッチを披露した。第3Gは10-11で奪われたが、第4Gは11-9で奪い返すと、504人の観衆から大きな拍手が注がれた。
チームの勝敗は最終の第5試合までもつれ込んだが、2勝3敗で開幕黒星を喫した。会見に臨んだ丹羽は「五輪が終わって練習再開が9月から。10日後の試合で勝てるか不安だったけど、勝つことができてよかったです」と淡々。「初対戦ですけど、龍崎選手がTリーグで初めての試合で緊張している感じがあった。コンディションはいいけど、まだ練習不足。回り込んだ時に詰まってしまっていい体勢で打てなかったり、ミスをしたりもったいないものが何本か出た」と内容に満足はしていなかった。
東京五輪では水谷隼、張本智和とともに団体銅メダルを獲得。女子を含めても日本の五輪代表では一番乗りで五輪後初戦を迎えた。「本当はもっと休みたいけど、チーム状況もあるし、僕が出てしっかり点を獲りたかった」と説明。「結果的にチームは負けてしまったけど、一試合、一試合が勝負。みんなが休んでいるうちに勝つのが理想。これからも勝って貢献していきたい」と活躍を誓った。
次戦は22日に木下マイスター東京と和光市民文化センターサンアゼリアで対戦する。
(THE ANSWER編集部)