「怒れる猫 コダイラはオランダで勇敢さを示す方法を学んだ」

　一方で「怒れる猫 コダイラはオランダで勇敢さを示す方法を学んだ」と特集したのは、地元紙「トロウ」だった。

　圧倒的な敏捷さと勝負師ぶりから「怒れる猫」というニックネームでオランダ時代には愛されたという小平。当時は農家で暮らし、スピードスケート王国の技術のみならず、強さの根底に流れる文化も吸収したことが紹介されている。

　また、「乳製品アレルギー」というエピソードも含め、日本人女王の“素顔”が続々と取り上げられていた。修行の日々を乗り越えて、日本に練習拠点を戻した小平は栄冠をつかんだ。

「第二の母国」であるオランダメディアも、4年間の艱難辛苦の末に演じたサクセスストーリーを大々的に脚光を浴びせている。