国民的関心事、「韓国の英雄」イ・サンファvs小平が瞬間最高視聴率65.3％

　平昌五輪のスピードスケート女子500メートルでは小平奈緒（相沢病院）が36秒94の五輪新記録での金メダル獲得。日本では悲願達成に沸いたが、韓国では英雄で“氷速女帝”の異名を取る、五輪3連覇がかかったイ・サンファへの注目度の高さから、地上波3社が同時に中継した瞬間最高視聴率の合計が65.3％を記録していた。

　“氷速女帝”への注目度はものすごかった。視聴率調査会社「ニールセンコリア」によると、地上波3社が中継した同競技の瞬間最高視聴率はKBSが27.8％で一番高くSBSが25.2％、MBCが12.3％と続いた。午後9時28分から29分までで、14組で小平の記録が出た後、15組でイ・サンファが滑ったシーンだった。

　イ・サンファは37秒33の記録で小平には及ばず銀メダル。3連覇を達成できず、地元の期待に応えられなかった悔しさからか、競技後に号泣。小平に慰められるシーンが話題を呼んでいた。

　7割近くの国民が視聴した形になった国民的関心事。ツイッター上では韓国のファンから「本当にお疲れさまでした。イ・サンファ選手、小平奈緒選手！！」「イ・サンファ選手も小平選手もとてもとてもかっこよかった」などの声が上がり、小平とともに、イ・サンファにも労いの声が数多く上がっていた。