ケンブリッジが岩手国体100メートル棄権 リレー銀メダリスト対決実現せず
日本中が期待した“リレー銀メダリスト”対決は雨の中に消えた。8日の「2016希望郷 いわて国体」陸上成年男子100メートルで注目されたケンブリッジ飛鳥(ドーム)と山縣亮太(セイコー)の直接対決は、ケンブリッジが棄権し、実現しなかった。
棄権告げるアナウンスに会場どよめき
日本中が期待した“リレー銀メダリスト”対決は雨の中に消えた。8日の「2016希望郷 いわて国体」陸上成年男子100メートルで注目されたケンブリッジ飛鳥(ドーム)と山縣亮太(セイコー)の直接対決は、ケンブリッジが棄権し、実現しなかった。
この日の会場となった北上総合運動公園・北上陸上競技場は雨が降りしきり、気温も10度台中盤と冷え込む悪コンディションとなった。ケンブリッジと山縣は前日に東京・銀座で行われたリオオリンピック・パラリンピックメダリスト合同パレードを欠席して会場入り。9月25日に大阪で行われた全日本実業団選手権で直接対決し、山縣が自己ベストを更新。日本歴代4位タイとなる10秒03をマークしていただけに、両者の対決で夢の9秒台へと期待がかかっていた。
会場にはリオ五輪400メートルリレーで銀メダルを獲得した際のリレーバトンと山縣、ケンブリッジ、飯塚翔太(ミズノ)、桐生祥秀(東洋大)のサインが飾られるなど、注目度が高まっていた。それだけにケンブリッジの欠場が伝えられた瞬間はどよめきが起こるなど、ファンも大きなショックを受けていた。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images