女子ゴルフ会場にイニエスタ登場 初V吉田優利が表彰式で対面「すごくビックリした」
女子ゴルフの国内ツアー・楽天スーパーレディース最終日が31日、兵庫・東急グランドオークGC(6568ヤード、パー72)で行われた。首位と1打差の2位で出た吉田優利(エプソン)は8バーディー、2ボギーの66で回り、通算18アンダーでツアー初優勝。「プラチナ世代」と呼ばれる2000年度生まれの21歳が、逆転で栄冠を手にした。
楽天スーパーレディース最終日
女子ゴルフの国内ツアー・楽天スーパーレディース最終日が31日、兵庫・東急グランドオークGC(6568ヤード、パー72)で行われた。首位と1打差の2位で出た吉田優利(エプソン)は8バーディー、2ボギーの66で回り、通算18アンダーでツアー初優勝。「プラチナ世代」と呼ばれる2000年度生まれの21歳が、逆転で栄冠を手にした。
吉田が鮮やかに逆転した。前半2番で1つ落としたが、3番から3連続バーディー。12番から人生初となる怒涛の5連続バーディーを奪ってみせた。優勝が決まる最終18番は1つ落としたものの「優勝会見に来たことで優勝を実感した。ジュニアの時から優勝したプロを見てきたので、こんな気持ちだったんだなと。同じ気持ちを味わえて嬉しいです」と笑顔。初優勝を遂げ、喜びを表現した。
「優勝できて嬉しいけど、今日いいスコアで回れたのがよかった。まだ2年目なのでどちらかというと早いのかなと思います。今までテレビで見てきた光景に自分がいるんだと思って(18番の最終パットを)打っていました。(涙はないが)もっと泣けるようになるまで練習したいなって思いました」
表彰式には、大会特別協賛である楽天グループ会長の三木谷浩史氏、元スペイン代表のヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタが登場。イニエスタから優勝副賞の「楽天ポイント100万ポイント」が贈呈され、吉田は「すごくビックリした。知っている選手ですし、ここで会えるとは思わなかった。『おめでとう』と言ってくださったので『ありがとうございます』って返しました」と喜んだ。
古江彩佳、西村優菜らと同じプラチナ世代。同期が先に優勝する姿を見てきたが「ナショナルチームでも一緒に生活してきた友達。みんなの優勝が嬉しかったし、古江選手は海外でもプレーしているので凄く尊敬している部分もある。私も真似したいと思ってもらえるプレーをしていきたい」と振り返った。
上田桃子、小祝さくらなどと同じ辻村明志コーチに師事。2人の姿を見てツアーの最終日が終わってからも練習に行くようになった。最初は体力も足りなかったが、先輩についていけるように強化。こう感謝を述べた。
「今年の桃子さんの優勝をテレビで見ていたし、一緒に練習していく中で桃子さんが凄くゴルフに対して真剣で、真っすぐに見ている姿を見てきた。私も人生でゴルフに対して真っすぐじゃないといけないと思った。さくらさんも練習量、体のバランスが凄い。お二人ともゴルフに真っすぐ。チームの方に刺激を受けていますし、感謝しています」
喜びは束の間、次を見据える。「複数回優勝を目標にしたい。コーチから勉強しながら、もっとレベルアップできればいいなと思います」と飛躍を誓った。
(THE ANSWER編集部)