平野歩夢、ホワイトと五輪史に残る“空中決戦”を韓国も絶賛「史上最高の名勝負」
平昌五輪は14日、スノーボード男子ハーフパイプ決勝が行われ、平野歩夢(木下グループ)は95.25点でソチ大会に続く2大会連続の銀メダルを獲得。ショーン・ホワイト(米国)が最終演技で97.75点をマークし、2大会ぶり3度目の金メダルを大逆転で獲得したが、大技をぶつけ合った頂上決戦について、地元の韓国メディアも「レジェンドVSニュースター」「史上最高の名勝負」と称賛している。
ホワイトのコーチも証言「これは史上最高のゲーム、全てのスポーツで史上最高」
平昌五輪は14日、スノーボード男子ハーフパイプ決勝が行われ、平野歩夢(木下グループ)は95.25点でソチ大会に続く2大会連続の銀メダルを獲得。ショーン・ホワイト(米国)が最終演技で97.75点をマークし、2大会ぶり3度目の金メダルを大逆転で獲得したが、大技をぶつけ合った頂上決戦について、地元の韓国メディアも「レジェンドVSニュースター」「史上最高の名勝負」と称賛している。
冬季五輪史に刻まれる伝説の勝負だった。2本目に日本のエース・平野が仕掛けた。「ダブルコーク1440」を決めると、もう一本連続で決めた。五輪史上初となる連続4回転を完璧に成功させると、95.25というハイスコアで2本目を終えて立った。だが、3本目の最終演技で31歳のカリスマが意地を見せた。
平野に負けじと「ダブルコーク1440」を連続で成功。高さ、スタイル、着地。文句のつけようのないランで、97.75点で大逆転。2大会ぶりに金メダルを手にしたホワイトは男泣き。雄叫びを上げ、雪にひざまづき、万感の思いを全身で表現していた。平野は静かにホワイトと抱擁を交わし、勝利を祝福した。
決勝に韓国人ボーダーは進出できなかったが、地元メディアも大会序盤のハイライトなったのデッドヒートに注目。地元紙「スポーツ・ソウル」は「ホワイトとアユム、史上最高の名勝負」と見出しを打って特集した。