【フィギュア】羽生結弦、史上初4回転ループに海外メディア「またしても名を残した」
フィギュアスケートのオータム・クラシック(カナダ・モントリオール)で今季初戦を制した羽生結弦(ANA)。
さらなる飛躍へ「この1か月で追い込んでいきたい」
フィギュアスケートのオータム・クラシック(カナダ・モントリオール)で今季初戦を制した羽生結弦(ANA)。男子ショートプログラム(SP)で首位発進すると、フリーでもトップの172.27をマーク。合計260.57点をマークした。SP、フリーともに史上初めて4回転ループを成功。ただ、フリーでは終盤に2度の転倒もあり、本人は手応えとともに課題も口にした。
初戦を終えた21歳は「特に前半のステップの部分では、非常に自分も曲を感じながら滑ることができた。練習ではなかなかそこまで音楽にのって練習ということも今までしてこなかったので、そういう点では本当に一部かもしれないけれども、成長したところでもあったのかなとは思います」とコメント。一方で、今後の課題について問われると、「もう全部です。全部1から10までとは言わず、本当に20でも30でも100でも本当に全部、全部、絶対変わって、この状態から一つとは言わず、本当に10くらい皮剥けたなと思えるくらい、この1か月で追い込んでいきたいと思います」と話し、今後に強い意気込みを見せた。
今回、4回転ループを成功させた様子は開催地カナダの地元メディアでも紹介されており、地元テレビ局「CBC」電子版は「日本のユヅル・ハニュウが公式戦で史上初の4回転ループを成功させる」と特集。「ユヅル・ハニュウがまたしても彼の名を記録に残した」とレポートし、「ハニュウがハードルを上げることは初めてではない」と今回の大技成功を評価している。
GPシリーズは今月末のスケートカナダ(10月28~30日・ミシサガ)が初戦となる見通し。今季さらなる飛躍に期待がかかる。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images