大東建託・いい部屋ネットレディス最終日

　女子ゴルフの国内ツアー、大東建託・いい部屋ネットレディス第3日が24日、北海道・滝のCC（6578ヤード、パー72）で行われた。首位で出た韓国の申ジエ（スリーボンド）が4バーディー、3ボギーの71で回り、通算15アンダーで2020-21年シーズン4勝目。1か月ぶりのツアー通算28勝目を挙げた。

　申は出だしの1番でバーディーを奪ったが、5、7番でボギー。しかし、8、9番の連続バーディーで取り返した。後半は1バーディー、1ボギー。2位の4選手に5打差をつける圧勝を収め「久しぶりの北海道で勝ててよかったです。ちゃんと入れないとダメだと考えて、ずっとパットをしていました」と笑顔を見せた。

　第2日は午前で競技を終えたため、会場近くの美術館を訪問。「私は趣味で絵も描けるけど、（米国の芸術家の）キース・ヘリングさんの絵はメッセージがある。自信を持って絵を描いているように見えます」と感じたことを明かし、自身も自信を持ってプレーしたという。「今まではゴルフしかしていなくて、視野が狭くなっていた。視野を広げようと思う」とゴルフ以外のことへの興味を示した。

　東京五輪では、韓国勢がアーチェリーで金メダルを獲得。「私も小学3、4年生の時にやっていたので自然と見てしまいます」と活躍を喜んだ。次戦に向け「今週の試合は本当によかった。自分のプレーに満足したので、これからも自信を持ってプレーしようと思います」と意気込み。いまだ獲っていない日本ツアーの賞金女王を目指す。