平昌で新たに20人がノロウイルス感染 「被害拡大を懸念」と米紙報じる
平昌五輪では警備員など大会スタッフのノロウィルスの蔓延が問題化しているが、新たに20人の患者が出たことが明らかになった。米紙「USAトゥデー」が報じている。
開幕前にはスタッフが隔離処分、感染確認のスタッフは159人に…
平昌五輪では警備員など大会スタッフのノロウィルスの蔓延が問題化しているが、新たに20人の患者が出たことが明らかになった。米紙「USAトゥデー」が報じている。
記事によると、平昌五輪では開幕前からスタッフが集団でノロウィルスに感染。隔離処分となり、穴埋めとして900人の軍人が投入されていた。被害拡大が懸念される中、平昌五輪の組織委員会は新たに20人のノロウィルスの感染者を発表。感染が確認されたスタッフは合計159人に及んだという。
大会側も対応策を講じている。同紙によると、国際五輪委員会のリチャード・バジェット医師は韓国の厚生省がノロウィルス大流行に関する注意喚起を積極的に行なっていると説明しているという。
そして、平昌五輪組織委員会は選手村、スタッフ、メディアの宿泊施設や五輪会場が毎日掃除しているのか監視する上で、消毒液1万5000本を会場に準備したと伝えている。
「感染の拡大を防ぐための韓国センターに、私は全幅の信頼を寄せている」とバジェット氏は語っている。衛生面の不安を露呈してしまった平昌五輪。競技が盛り上がる中で、ノロウィルスのアウトブレイクを防ぐことができるだろうか。
(THE ANSWER編集部)