出産後初V若林舞衣子の「背中を追いかけて頑張れた」 24歳野澤真央はPO惜敗に淡々
女子ゴルフの国内ツアー・GMO&サマンサカップ最終日が18日、茨城・イーグルポイントGC(6657ヤード、パー72)で行われ、単独首位で出た24歳の野澤真央(愛知製鋼)が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70。通算15アンダーで並んだ若林舞衣子(ヨネックス)とのプレーオフ2ホール目で敗れ、ツアー初優勝を逃した。1打差2位で出た若林は出産後初の優勝。観衆は1156人。
GMO&サマンサカップ最終日
女子ゴルフの国内ツアー・GMO&サマンサカップ最終日が18日、茨城・イーグルポイントGC(6657ヤード、パー72)で行われ、単独首位で出た24歳の野澤真央(愛知製鋼)が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70。通算15アンダーで並んだ若林舞衣子(ヨネックス)とのプレーオフ2ホール目で敗れ、ツアー初優勝を逃した。1打差2位で出た若林は出産後初の優勝。観衆は1156人。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
野澤は出だしの1番でボギーを叩き、1打差の2位で出た若林がバーディー。いきなり逆転を許したが、3、4番の連続バーディーで首位の座を奪い返した。しかし、6番のダブルボギーでこの日2度目の首位陥落。それでも食らいつき、11、13番のバーディーで巻き返した。1打差で追う最終18番で若林がボギー。プレーオフに突入したが、2ホール目にバーディーを奪った若林に敗れた。
「ラインとスピードが合っていなかったので蹴られた。もうちょっと薄く読んでいればよかったものがありました。最終日最終組は久しぶり。優勝争いで崩れるタイプだったけど、若林さんがどんどん伸ばすゴルフだったのでついていくのに必死だった。伸ばして行ってくださったおかげて背中を追いかけてしっかり頑張ることができた。今日は後半からずっと緊張しっぱなし。初めてのプレーオフでどうなるかわからなかった。緊張を抑えるのに必死でした」
愛知・名古屋市出身の24歳。2015年のプロテストに合格し、17年に下部のステップアップツアーで3勝した。今年は5月に自己最高の4位に入ったが、17試合のうち4連続を含む11度の予選落ち。昨年まで渋野日向子(サントリー)も教えていた青木翔コーチに師事し、6月にショットのバリエーションについてアドバイスをもらうなど好調を維持していた。
「波があって予選落ちが続いた時は本当に苦しかった。ダメな時はダメ、良い時に頑張ろうと切り替えた。今日は曲げてスコアを落としたところもあるけど、気持ちを切らさずに攻め続けた結果、15アンダーが出たのだと思います。今日は耐えるゴルフになると思っていた。ダボはあったけどバーディーを獲って優勝争いに食らいつけたのは褒めてあげたい。来週以降、この経験は絶対に無駄にならないようにしたい」
【主な選手の最終成績】
優勝(-15)若林舞衣子
2位(-15)野澤真央
3位(-14)イ・ミニョン
4位(-12)サイ・ペイイン、高橋彩華、稲見萌寧
7位(-10)山下美夢有、仲宗根澄香
9位(-9)葭葉ルミ、西村優菜、石川明日香
(THE ANSWER編集部)