【バドミントン】タカマツペアが勝負所で五輪金の本領発揮 決勝に導いた「奇跡」のリターン
決して万全ではない「タカマツペア」が、勝負所で五輪金メダルの実力を発揮した。東京体育館で開催されている「ヨネックス・オープン・ジャパン2016」は24日、女子ダブルス準決勝が行われ、リオデジャネイロ五輪金メダリストの松友美佐紀・高橋礼華(日本ユニシス)組が田中志穂・米元小春(北都銀行)組を21-14、21-19のストレートで下して決勝進出を果たした。
「調整不足」で臨んだヨネックスOPで決勝進出へ、2大会ぶりVに王手
決して万全ではない「タカマツペア」が、勝負所で五輪金メダルの実力を発揮した。東京体育館で開催されている「ヨネックス・オープン・ジャパン2016」は24日、女子ダブルス準決勝が行われ、リオデジャネイロ五輪金メダリストの松友美佐紀・高橋礼華(日本ユニシス)組が田中志穂・米元小春(北都銀行)組を21-14、21-19のストレートで下して決勝進出を果たした。
鮮やかな連携で世界一をつかみ取った2人を見ようと、会場は満員に。高橋も「チケット完売となる中で『変な試合はできない』という気持ちがありました」と気合を入れて準決勝に挑んだ。
とはいえ、リオ五輪の熱狂から約1か月、タカマツペアは万全の状態で今大会を迎えたわけではなかった。金メダル獲得のフィーバーもあって練習時間の確保が今まで以上に難しくなり、「調整不足です。(五輪後の)合宿でも動けない状態になることがありました」(高橋)。決して100%の状態ではなく、試合途中には足を伸ばすシーンも見受けられた。
第1ゲームは主導権を握って21-14で先手を取ったものの、続く第2ゲームは「相手ペアが前に出てきて、そのリズムに合わせすぎた」(松友)と、田中・米元組の巻き返しもあって終盤まで僅差の戦いが続いた。