ESPNのリー記者「報道もまだ十分とは言えない」

　米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は7日（日本時間8日）、本拠地でのレッドソックス戦に「2番・DH」で先発出場。5回先頭で迎えた第3打席で3試合ぶりの32号ソロを放ち、松井秀喜氏の持つ日本人シーズン最多本塁打記録を更新した。4打数2安打1打点で5-4の勝利に貢献。米スポーツ専門局「ESPN」の韓国出身記者はある主張を展開している。

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　止まらない大谷のバットが火を噴いたのは同点の5回無死だ。左腕ロドリゲスの内角チェンジアップを捉えると、打球は右翼スタンド中段へ突き刺さった。勝ち越し、そしてメモリアルの32号ソロ。背番号17は打球を見送ると、ゆっくりと走り出す。直前には2度自打球を当てていた。笑顔はない。表情は変わらないままだった。

　ここ10試合で8発。前日は登板して4勝目を手にしていた。ほぼ前例のない二刀流での躍動。なにかと比較の対象になるのが球聖ベーブ・ルースだが、「ESPN」記者で、韓国出身のジュン・リー氏は自身のツイッターでこう主張している。

「ショウヘイ・オオタニとベーブ・ルースを比較するのはやめよう。ショウヘイ・オオタニは、最初のショウヘイ・オオタニなのだから。彼がシーズン半分でやったことをこれまでにやった者はいないし、メディアでの報道もまだ十分とは言えないだろう」

　オールスターの前で32本塁打。投げても4勝と類を見ない成績を残す大谷を、過去のレジェンドと比較する必要はないと持論を展開している。