マーリンズなどで活躍したウィリス氏「オオタニは放っておきなさい」

　米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は4日（日本時間5日）、本拠地オリオールズ戦に「2番・DH」で先発出場。3回の第2打席で2試合ぶりとなる特大31号ソロを放ち、2004年に松井秀喜（ヤンキース）が記録した日本人シーズン最多本塁打に並んだ。MLB公式ツイッターも動画付きで速報しているが、7戦7発で本塁打数は両リーグ独走状態の二刀流に元メジャー投手からは“大谷勝負”を疑問視する称賛の声すら上がっている。

　もはや、大谷と勝負する方が悪いのか。3回1死無走者、大谷は右腕エシェルマンのスライダーを完璧にとらえ、打球は中堅フェンスの向こうにそびえる高い生垣を越える飛距離459フィート（約139.9メートル）の特大弾。MLB公式ツイッターが速報した動画では、エンゼルスのTシャツを着た少女が客席でぴょんぴょんと飛び跳ね、狂喜乱舞する姿も話題となった。

　直近7戦7発。しかも放った安打はすべて本塁打という驚異の確率となっている。前日は2つの申告敬遠を含め、3つの四球を選んでいた大谷に対し、マーリンズなどで活躍し、通算72勝を挙げた元最多勝左腕ドントレル・ウィリス氏は「ここまでくると、なぜオオタニに対して投げるのか（疑問）。放っておきなさい」と泣き笑いの絵文字付きでツイート。最大級の敬意を持ち、称賛していた。