サニブラウン、薄氷の準決は「足つった」 決勝はV宣言「優勝かっさらって帰る」
東京五輪代表の最終選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権が24日、大阪・ヤンマースタジアム長居で開幕した。男子100メートル準決勝では、山縣亮太が10秒16(無風)の全体トップで決勝進出。サニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)が組3着の10秒30(無風)で、タイムによって決勝進出を決めた。上位8人による決勝は25日午後8時30分に行われる。
陸上・日本選手権が開幕、男子100mは史上最激戦に
東京五輪代表の最終選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権が24日、大阪・ヤンマースタジアム長居で開幕した。男子100メートル準決勝では、山縣亮太が10秒16(無風)の全体トップで決勝進出。サニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)が組3着の10秒30(無風)で、タイムによって決勝進出を決めた。上位8人による決勝は25日午後8時30分に行われる。
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サニブラウンは薄氷の決勝進出だった。準決勝1組では山縣、栁田大輝(東京農大二高)に続く3着。タイムで決勝に滑り込んだ格好になった。レース後は「予選はいい感じで走って、準決はスタート出て10、20メートルくらいはよかったが、そこからちょっと足がつって、そのあと惰性になってしまったかなという感じ」と振り返った。
史上最もハイレベルな五輪代表争い。参加標準記録10秒05を切った上で今大会3位以内に入れば内定する。すでに山縣、サニブラウン、桐生、小池、多田の5選手が同記録を突破済み。全選手が決勝で激突することになった。
9秒97の記録を持つサニブラウンは「運が良かったです。(準決勝を)通ったので、通ったからにはしっかり準備して、誰も注目していないと思うので、優勝かっさらって帰ろうかと思います」と力強く言い切った。
サニブラウンはコロナ禍の昨年は休養に充て、今年5月31日に1年7か月ぶりのレースへ臨んだ。追い風参考3.6メートルで10秒25。今月に入って拠点の米フロリダ州から帰国し、隔離期間を経て今大会を迎えた。2年ぶりの日本でのレースで手応えも掴んでいる。「スピード自体はある。準決勝のスタートは予選より悪くなくて、後はしっかりブロック蹴って出られれば問題ない。明日は万全の態勢で、100メートル全力で行ければと思います」。最速スプリンター決定戦へ燃えている。
【決勝進出者】
山縣亮太(セイコー)、10秒16(無風)
多田修平(住友電工)10秒17(-0.4m)
デーデー・ブルーノ(東海大)、10秒21(-0.4m)
栁田大輝(東京農大二高)、10秒22(無風)
桐生祥秀(日本生命)、10秒28(-0.9m)
小池祐貴(住友電工)、10秒35(-0.9m)
サニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)、10秒30(無風)
東田旺洋(栃木スポ協)、10秒35(-0.9m)
(THE ANSWER編集部)