福島千里、100mの五輪出場消滅 12秒01で日本選手権予選落ち、4大会連続五輪ならず
東京五輪代表の最終選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権が24日、大阪・ヤンマースタジアム長居で開幕した。女子100メートル予選では、32歳の福島千里(セイコー)が12秒01(追い風0.8メートル)の組5着で上位16人による準決勝に進めず。個人種目での五輪4大会連続出場が消滅した。
陸上・日本選手権が開幕
東京五輪代表の最終選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権が24日、大阪・ヤンマースタジアム長居で開幕した。女子100メートル予選では、32歳の福島千里(セイコー)が12秒01(追い風0.8メートル)の組5着で上位16人による準決勝に進めず。個人種目での五輪4大会連続出場が消滅した。
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福島は序盤から先行できず、後半も巻き返せなかった。フィニッシュは表情を曇らせた。
6日の布勢スプリントでは1本目に11秒82(追い風2.0メートル)、2本目に11秒78(追い風1.6メートル)をマーク。日本選手権の申込資格記録11秒84を切り、滑り込みで今回の最終選考会にたどり着いた。東京五輪出場には自身の日本記録より0秒06速い11秒15の参加標準記録を切らなければならず、27日で33歳となるベテランにとって厳しい状況だった。
日本選手権100メートル、200メートルでそれぞれ8度優勝し、両種目で日本記録を保持。五輪は08年北京から3大会連続、世界選手権は09年ベルリンから4大会連続出場した女子短距離の第一人者だが、近年は両足アキレス腱痛などの影響で不調が続いていた。今年は4月末の織田記念国際を左大腿筋の肉離れで欠場。復帰した5月15日の東日本実業団選手権は12秒33(向かい風1.8メートル)だった。
日本は400メートルリレーで五輪出場枠があり、今後の選考次第では福島はリレーでの五輪出場の可能性も残されているが、近年の成績と若手の台頭でメンバー入りは容易ではなくなっている。
(THE ANSWER編集部)