稲見萌寧、出遅れ73位「上げていくしかない」 佳境の東京五輪争いは「気にしてない」
女子ゴルフの国内ツアー、アース・モンダミンカップは24日、千葉・カメリアヒルズCC(6639ヤード、パー72)で開幕。東京五輪代表の座に王手をかけている稲見萌寧(都築電気)は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73。1オーバーでホールアウト時点で73位と出遅れた。
アース・モンダミンカップ第1日
女子ゴルフの国内ツアー、アース・モンダミンカップは24日、千葉・カメリアヒルズCC(6639ヤード、パー72)で開幕。東京五輪代表の座に王手をかけている稲見萌寧(都築電気)は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73。1オーバーでホールアウト時点で73位と出遅れた。
今年15戦5勝と抜群の安定感を誇る稲見が出遅れを喫した。前半の8番でバーディー先行。10番でも伸ばしたが、11番で落とし穴にはまった。ティーショットを左バンカーに入れ、2打目で出せず。4オン2パットのダブルボギー。12番、16番でもボギーを叩いた。それでも18番ではピンそば30センチにつけてバーディー。1オーバーで初日を終えた。
「最初はパターが入らなかった。そんなに悪いゴルフではなかった。11番でダボってしまって、流れが崩れちゃったかなと。そこまではオーバー打つようなゴルフではなかった」
ホールアウト後に淡々と振り返った通り、前半はショットで寄せたがパットが決まらず。後半のダブルボギーで流れを悪くした。それでも最終18番のバーディーには「大きかった」と前を向き、さらに「上げていくしかない」と続けた。
今大会終了後に東京五輪代表が決定する。畑岡奈紗に次ぐ2番手で有利な状況に立っているが、「五輪のプレッシャー? 全くない。気にしていない。試合なのでそのために勝ちたい」といつも通り無関心を強調。それよりも久々の有観客でのプレーに「私はギャラリーが入ってくれたほうが楽しかったり、どこいったか微妙な時も歓声や拍手でわかったりして助かるときもあります」とうなずいていた。
このまま終わるつもりはない。「まずは明日しっかり少しでも伸ばしてあと3日間しっかり戦いたい」と2日目を見据えた。
東京五輪代表は28日時点の世界ランクに準ずる五輪ポイント上位2名が出場権を得る。日本勢は11位の畑岡は当確。25位の稲見、28位の古江彩佳、31位の渋野日向子の3選手が2枠目を争っている。
(THE ANSWER編集部)