ズボン脱ぐ投手も出現 MLBの粘着物質チェックが波紋「怒ってるね」「これは不条理」
米大リーグでは、21日(日本時間22日)から粘着物質を使用した不正投球の取り締まりが強化され、審判団が投手のグラブや帽子をチェックする光景が見られるようになった。度重なるチェックに怒りを露わにする投手や、潔白の証明のためズボンまで脱ぐ選手も現れる事態に。実際の映像を見た米ファンからは「怒っているね」「これは不条理」などと反響が寄せられている。
21日から不正投球の取り締まり強化
米大リーグでは、21日(日本時間22日)から粘着物質を使用した不正投球の取り締まりが強化され、審判団が投手のグラブや帽子をチェックする光景が見られるようになった。度重なるチェックに怒りを露わにする投手や、潔白の証明のためズボンまで脱ぐ選手も現れる事態に。実際の映像を見た米ファンからは「怒っているね」「これは不条理」などと反響が寄せられている。
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怒りが抑えられない。納得いかない様子を見せているのは、ナショナルズのマックス・シャーザーだ。初回の登板後と、降板後にチェックを受けるケースが多い中、22日(同23日)のフィリーズ戦では4回に3度目のチェックを受けた。これにサイ・ヤング賞3度を誇るシャーザーは帽子、グラブを脱ぎ捨て、ベルトを外してズボンまで脱ぎそうな勢い。両手を広げ、詰め寄ってきた審判団に抗議の姿勢を見せていた。
また、アスレチックスのセルヒオ・ロモ投手も、同日のレンジャーズ戦でチェックを受けた際、同様にグラブや帽子を放り投げると、なんとベルトを外し、実際にズボンを太ももの位置まで降ろしてしまった。上手くユニホームで隠れて下着などは見えていないが、納得いかない様子を示していた。
実際の映像を、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門ツイッターがそれぞれ公開。また、米紙「USAトゥデー」のスポーツ専門サイト「フォー・ザ・ウィン」は「激怒したマックス・シャーザーが3度目の不正物質チェックを受けると、ベルトを引きちぎりそうになる」と見出しを打って記事を掲載している。
記事では「ナショナルズのエース、マックス・シャーザーは今夜のフィリーズ戦で1度ならず、2度ならず、なんと3度も検査を受けた。3回の2度目の検査後、面倒くさそうなにしていた。4回に再び検査されると、パンツと正気を失いそうになった」などと記載されている。
SNSで公開された映像を目の当たりにした米ファンからは「怒ってるね」「これは不条理」「馬鹿馬鹿しい」「何て冗談だ」「なんてこった」「何が起きているのか誰か説明して」「ちょっとドラマチックかな(笑)」「まだ(検査始まって)2日目だぞ」などと困惑のコメントが書き込まれている。
(THE ANSWER編集部)