[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

【追憶の五輪#3】2002年ソルトレークシティ “世紀のタナボタ”で南半球史上初の金

平昌五輪開幕まであと4日。日本代表選手団が韓国入りするなど、ムードが高まってきた。日本代表の戦いぶりを「追憶の五輪」と題し、大会ごとに振り返る。第3回は米国での開催となった2002年ソルトレークシティ大会。

ショートトラック男子1000メートルで金メダルを獲得したブラッドバリー【写真:Getty Images】
ショートトラック男子1000メートルで金メダルを獲得したブラッドバリー【写真:Getty Images】

清水、里谷は2大会連続メダルも、日本勢4大会ぶりの金メダルなし

 平昌五輪開幕まであと4日。日本代表選手団が韓国入りするなど、ムードが高まってきた。日本代表の戦いぶりを「追憶の五輪」と題し、大会ごとに振り返る。第3回は米国での開催となった2002年ソルトレークシティ大会。

旗手:三宮恵利子(スピードスケート)
主将:原田雅彦(スキージャンプ)

○金メダル(0)

〇銀メダル(1)

清水宏保(スピードスケート男子500m)

〇銅メダル(1)

里谷多英(フリースタイルスキー女子モーグル)

 前回の長野大会では冬季史上最多の5個の金メダルを獲得したが、今大会は金メダル0。金0は1988年のカルガリー五輪以来、4大会ぶりだった。前回金メダルの清水、里谷が意地を見せたが、それぞれ銀メダル、銅メダル。合計でもこの2つとさみしい結果に終わった。

【トピックス】

 日本勢が不振に終わった大会。ここではスピードスケートで起きた“事件”を振り返りたい。ショートトラック男子1000メートル。全く注目されていなかったスティーブン・ブラッドバリー(オーストラリア)は、準々決勝で3位。次に進むには2位までのため、敗退かと思われたが、先に入線していた選手に反則があり、繰り上がりで準決勝に進出した。

 準決勝ではスタートから最後方を追走。しかし前を走る3選手が次々と転倒し、2位でゴール。1位の寺尾悟が反則で失格となり、なんと1位で決勝進出となった。

 5人で行われた決勝でも準決勝同様、最下位を追走。ついていけないほど離されたが、なんとここで先を行く4選手が、最後のコーナーで次々と転倒。ブラッドバリーがトップでゴールしたのだ。“世紀のタナボタ”で南半球史上初の冬季五輪金メダリストが誕生した。

(続く)

(THE ANSWER編集部)


W-ANS ACADEMY

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集