大谷翔平に23号被弾 敵軍右腕はお手上げ「悪い球じゃなかった」「彼は力強かった」
米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地のタイガース戦に「2番・DH」で先発出場。第3打席でシーズン自己最多でメジャートップタイの23号2ランを放つなど、4打数1安打2打点。これで6戦6発と勢いが止まらないが、被弾した相手投手も「あれは決して悪い球じゃなかった」「彼は本当に力強かった」などとコメント。脱帽するしかなかったようだ。AP通信が伝えている。
タイガース右腕マイズ脱帽「ストライクゾーンの底を捉えられ…」
米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地のタイガース戦に「2番・DH」で先発出場。第3打席でシーズン自己最多でメジャートップタイの23号2ランを放つなど、4打数1安打2打点。これで6戦6発と勢いが止まらないが、被弾した相手投手も「あれは決して悪い球じゃなかった」「彼は本当に力強かった」などとコメント。脱帽するしかなかったようだ。AP通信が伝えている。
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ベストピッチに近い球を、完璧に捉えたのだからさすがだ。2点を追う5回1死二塁で迎えた第3打席。大谷は右腕マイズの低めぎりぎりに沈む85マイル(約137キロ)スライダーにバットをぶつけた。巧く拾い、舞い上がった打球はバックスクリーンへ。大谷は右手を突き上げ、雄叫び。3戦連発。そして6戦で6発と驚異的なペースで本塁打を量産。23号弾で両リーグトップに並んだ。
AP通信は打たれたマイズと、タイガースのAJ・ヒンチ監督のコメントを伝えている。
「あれは決して悪い球じゃなかった」とマイズは話し、「ストライクゾーンの底で捉えられた。……彼は多分あれ(スライダー)を狙っていたんだと思う。もしあれを打たれていなければ、あの打席は違う形で終わっただろう。でもストライクゾーンの底を捉えられ、彼は本当に力強かった」と続けている。マイズ自身も手応えのある1球だったが、それを打たれた大谷を称えるしかなかった。
大谷は2点を追う延長10回2死二塁で迎えた打席では、勝負を避けられストレートの四球だったが、ヒンチ監督はこう振り返っている。
「オオタニはひとつのことだけを考えていただろうから、危険な打席だった。マイケル(フルマー)はミスを犯さなかった」
実際にフルマーは続くウォードを三振に打ち取り、試合を締めくくっている。今最も危険な男との対戦を避けた決断を、指揮官は支持していた。
(THE ANSWER編集部)