エースは信長、主将は秀吉!? 東京五輪へ、ホッケー男子HCが誓う「サムライダマシイ」
攻守の要・三谷「監督の教えを発揮して結果出せるように」
東京五輪では、12チームが2組に分かれて予選ラウンドを行い、各組上位4チームが準々決勝に進む。世界ランク15位の日本男子は、A組に属し、初戦で同1位のオーストラリアと対戦する。
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翌日の第2戦は、前回リオデジャネイロ大会の覇者アルゼンチンが相手。序盤は、苦戦が予想される。手堅い守備から速攻、遅攻を使い分けて金星を狙う。主将の山下は「戦術が大事。特に守備面で、個々で対応せずに全体でプレッシングをすることや、1対1の局面でどれだけカバーできるかがキーになる」と強豪撃破のイメージを語った。
今後、日本男子代表は、7月7日から岐阜県で最後の合宿を行い、東京へ向かう。五輪の相手はいずれも格上の強敵となるが、各国が開催国での調整ができずにいる状況下、夏の連戦と厳しいスケジュールは、日本に有利に働く可能性もある。初戦で世界1位を破れば、大きく勢い付くことは間違いない。
攻守の要となるMF三谷元騎(ヴェルコスタ福井)は「監督には2009年に出会って、当時は自分にはドリブルしかなかったが、初めて国際試合で戦うすべを教えてくれた監督。教えてくれたことをしっかり発揮して結果を出せるようにしたい」と意気込みを語った。アイクマンHC自身が強く感銘を受けた歴史上の人物は、坂本龍馬。日本ホッケー界の夜明けを目指す。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)