渡部暁斗、史上2人目の快挙に海外メディア絶賛「完璧なトリプルで歴史作った」
平昌五輪開幕まで10日を切り、絶好調をキープしているのが、ノルディックスキー複合の渡部暁斗(北野建設)だ。28日(日本時間29日)のW杯(オーストリア)で自身初の3連勝を達成。五輪前に勢いに乗る日本人に対し、ヨーロッパのスポーツ専門局「ユーロスポーツ」は「アキト・ワタベは完璧なノルディック複合トリプルで歴史を作った」と特集を組み、称賛の声を送っている。
自身初のW杯3連勝…ツイッターで“歓喜の一枚”掲載で喜び報告「チーム全員のお陰」
平昌五輪開幕まで10日を切り、絶好調をキープしているのが、ノルディックスキー複合の渡部暁斗(北野建設)だ。28日(日本時間29日)のW杯(オーストリア)で自身初の3連勝を達成。五輪前に勢いに乗る日本人に対し、ヨーロッパのスポーツ専門局「ユーロスポーツ」は「アキト・ワタベは完璧なノルディック複合トリプルで歴史を作った」と特集を組み、称賛の声を送っている。
渡部はW杯個人第12戦で前半のジャンプで104、103メートルを飛び、首位に立つと、後半のクロスカントリーでも危なげなく逃げ切った。自身シーズン最多の4勝目に五輪前に並び、それを「トリプル」と呼ばれる3連戦の3連勝で達成した。
自身のツイッターでは「チーム全員の懸命な働きのお陰で、一つ大きなタイトルを獲得することができました」などと報告し、快挙を証明するトロフィーを手にしてガッツポーズを決めた写真を掲載している。
29歳の日本人が果たした快挙を受け、「ユーロスポーツ」は絶賛している。
「アキト・ワタベはオーストリアの雪上における歴史で最も完璧とされるトリプルでのパフォーマンスを見せつけた。日本人スターは3日間の大会をすべて勝利を果たしたが、これはエリック・フレンツェル以来2人目となる快挙だった。29歳はオーストリアでの最終日も支配した」
このように記し、2位に大差をつけた勝利を評価している。渡部はソチ五輪で銀メダルを獲得し、日本にとって1994年リレハンメル五輪の河野孝典以来となる個人でのメダルをもたらした。今回の平昌五輪では、金メダル候補として期待がかかるが、世界の評価も3連勝で高まったことは確かだ。
(THE ANSWER編集部)