ゴロフキンvsアルバレス、全世界注目の「5.5」再戦が決定 英BBC「世界が望む一戦」
ボクシング世界ミドル級でWBC、WBA、IBFの主要3団体の王座を持つゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が5月5日に元世界2階級王者の挑戦者サウル・アルバレス(メキシコ)と再戦することが決まった。29日、英公共放送「BBC」が報じている。
GGG「王者としてリングを去る」、アルバレス「俺がKOする」早くも激しい火花
ボクシング世界ミドル級でWBC、WBA、IBFの主要3団体の王座を持つゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が5月5日に元世界2階級王者の挑戦者サウル・アルバレス(メキシコ)と再戦することが決まった。29日、英公共放送「BBC」が報じている。ゴロフキン自身もツイッターを更新。「5/5に戦いが続く。我々は準備できた。君たちはどうだ?」とつづり、両者が火花を散らすPR動画をアップした。
英公共放送「BBC」は「ゲンナジー・ゴロフキンvsサウル・アルバレス、5.5に再戦へ」と題した記事を掲載した。再戦の理由として、記事中ではゴロフキンの「これは世界が望んでいる一戦だから」とコメントを紹介している。
両者は昨年9月16日に初対戦。WBAスーパー、WBC、IBFの主要団体ベルトをかけ、世界中から注目を集めた大一番は、12回を戦った末の判定で1-1のドロー。ゴロフキンが各王座の防衛には成功した形となったが、現地のメディアなどではゴロフキンの勝利だという声が多数上がり、“疑惑の判定”とされていた。以来、再戦が望まれていた。
記事ではこの2人のコメントも紹介しており、ゴロフキンは「今回で、疑いの余地はなくなるだろう。私は、世界ミドル級チャンピオンとしてリングを去る」と意気込めば、アルバレスも「ボクシングの歴史上で最も重要な一戦の1つにもう一度参加できることを嬉しく思う。今回、ゴロフキンは言い訳しないだろう。俺がノックアウトしてしまうからだ」とバチバチ。早くも激しい火花を散らしている。
権威ある米ボクシング専門誌「リング」が定める、17階級のボクサーの実力を比較する「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」の最新ランキングで堂々の1位輝く“GGG”ことゴロフキンと、5位に位置するアルバレスのダイレクトリマッチは、全世界注目の一戦。
ロンドン五輪金メダリストで、現WBA王者の村田諒太(帝拳)と同一階級での出来事で、“世紀の再戦”は2018年のボクシング界最大の行事になるかもしれない。
(THE ANSWER編集部)