マリナーズ戦で6回2失点、今季2勝目をマーク

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は4日（日本時間5日）、本拠地マリナーズ戦に「2番・投手」で投打同時出場。6回4安打2失点、今季最多タイ10奪三振の力投で、今季2勝目を挙げた。この試合でも威力を発揮したのが、鋭く落ちるスプリット。米記者はリリースの瞬間を拡大した映像を公開。MLB公式サイトは「オオタニ、宝石のようだった」と称賛している。

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　リリースの瞬間をとらえた。初回、左打席に3番シーガーを迎えた場面だ。カウント1-2と追い込んでから投じた4球目は、外角へ逃げるように沈む。空振り三振。人差し指と中指でしっかり挟まれたボールが、回転しながらもホームプレート付近で大きく落ちている。攻略が難しそうな変化球だ。

　大谷がスプリットを投じた際の手元を拡大したスロー映像を、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」などに寄稿していたブレント・マグワイア記者が自身のツイッターに公開。文面では「ショウヘイ・オオタニの厄介なスプリットをよく見てくれ」とつづった。

　またMLB公式サイトは「またも10奪三振のオオタニ、宝石のようだった」と見出しを打って記事を掲載。「彼のスプリットは特に素晴らしかった。マリナーズの打者はスプリットに計9度スイングしたが、当たったのは1度で3回にクロフォードが放った犠牲フライのみだった」と当てることすらままならないボールであったと伝えた。