冷めない「伝説の人間越え」の余韻 “ダンクマスター”の雄姿に再脚光「神話」
米プロバスケットボールのNBAキングスに所属するビンス・カーターが26日(日本時間27日)、41歳の誕生日を迎えた。2000年代前半に一時代を築き、プロ20年目の大台に突入している大ベテランの節目を国際オリンピック委員会(IOC)も着目。運営するテレビチャンネル「オリンピックチャンネル」が公式ツイッターで、4年に一度の祭典で飛び出した“伝説の人間越えダンク”の動画を公開し、再脚光を浴びている。
2000年シドニー五輪で218cmの相手を飛び越して強烈な一撃をお見舞い
米プロバスケットボールのNBAキングスに所属するビンス・カーターが26日(日本時間27日)、41歳の誕生日を迎えた。2000年代前半に一時代を築き、プロ20年目の大台に突入している大ベテランの節目を国際オリンピック委員会(IOC)も着目。運営するテレビチャンネル「オリンピックチャンネル」が公式ツイッターで、4年に一度の祭典で飛び出した“伝説の人間越えダンク”の動画を公開し、再脚光を浴びている。
今でも、あの歴史的瞬間の興奮が蘇ってくるようだ。オリンピックチャンネルが公開したのは、2000年9月25日のシドニー五輪・アメリカ対フランス戦のワンシーンだった。69-54とリードした後半残り16分強、カーターは左45度の位置で相手のパスをカットし、そのままスピードに乗ってカットイン。ゴール下には身長218センチを誇るフランスのフレデリック・ワイスが立ちはだかったが、次の瞬間、驚きの光景が繰り広げられる。
力強く踏み切ったカーターは、まるで宙を舞うかのようにワイスの頭上を通過。目線がリングよりも上に行くほどの跳躍で豪快なトマホークダンクを叩き込むと、渾身の咆哮を炸裂させた。
オリンピックチャンネルは「ビンス・カーターが218cmのフランス人フレデリック・ワイス越しにダンクを決めた時のフラッシュバック! ハッピーバースデー、レジェンド!」と投稿。近年のバスケ界でも豪快なダンクは数々見られるが、“元祖・人間越えダンク”を見た往年のファンからは、「神話」「史上最高のダンク」「彼(ワイス)の魂とキャリアを奪った」「モンスター」などと反響を呼んでいる。
2000年のスラムダンク・コンテストで優勝するなど、希代の“ダンクマスター”として名を馳せたカーターも41歳。かつてのような雄姿を見られる機会は減っているが、伝説の人間越えダンクはいつまでも人々の記憶に残り続けるだろう。
(THE ANSWER編集部)