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フェデラー、旋風起こした韓国の新星チョンに太鼓判「トップ10入りは間違いない」

テニスの全豪オープンは26日に男子シングルス準決勝が行われ、世界ランク58位のチョン・ヒョン(韓国)は世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)と対戦。1-6、2-5となった時点で左足裏のマメで途中棄権するショッキングな結末を迎えた。2大会連続で決勝進出を果たし、2連覇を狙うフェデラーは今大会で旋風を巻き起こした韓国の新星に“粋なエール”を送っている。

チョン・ヒョン、ロジャー・フェデラー【写真:Getty Images】
チョン・ヒョン、ロジャー・フェデラー【写真:Getty Images】

全豪OP準決勝、チョン・ヒョンの途中棄権で大会連覇へ王手

 テニスの全豪オープンは26日に男子シングルス準決勝が行われ、世界ランク58位のチョン・ヒョン(韓国)は世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)と対戦。1-6、2-5となった時点で左足裏のマメで途中棄権するショッキングな結末を迎えた。2大会連続で決勝進出を果たし、2連覇を狙うフェデラーは今大会で旋風を巻き起こした韓国の新星に“粋なエール”を送っている。

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 韓国の21歳に貫録の戦いを見せたスイスのマエストロ。大会公式ツイッターはコート上での勝利者インタビューの映像を公開したが、その表情はどこか冴えなかった。

「決勝に進出できることは信じられないぐらい嬉しいけれど、こんな形は望んではいなかった。彼は本当に素晴らしい大会を送った。今日もハードに戦っていたんだよ」

 チョン・ヒョンは第2セットの途中にトレーナーを要請し、左足裏の治療を受ける場面があった。ベースライン際で粘り強くボールを拾うスタイルは影を潜めたが、マメが原因だったようだ。フェデラーは自らの体験談を交えながら、試合を振り返った。

「第1セットは普通に思えた。自分の戦略に集中しすぎていたので、対戦相手に何が起きたのか、分からなかった。第2セットになると動きが遅くなっていた。(足裏の)マメと戦っていたんだね。私も過去にマメができながら試合をしたことがたくさんある。すごく痛いんだよ。ある段階に達すると、もう耐えられなくなる。状態が悪化すれば、戻ってこれないんだ。その場合は棄権した方がいい」

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