ビーチバレー女子、東京五輪決定ペアが敗者にかけた言葉とは「すぐに言ってくれて…」
ビーチバレー女子の東京五輪日本代表決定戦は23日、東京・ドーム立川立飛で決勝が行われ、石井美樹(荒井商事・湘南ベルマーレ)・村上めぐみ(オーイング)組が鈴木千代(クロス・ヘッド)・坂口由里香(大樹グループ)組に2-0(21-16、21-12)で勝利。開催国枠で東京五輪代表に決定した。敗れた鈴木・坂口組は試合後「打っても打っても拾ってくる」などと勝者を称えた。
決勝で石井・村上組に敗れ五輪代表切符の獲得ならず
ビーチバレー女子の東京五輪日本代表決定戦は23日、東京・ドーム立川立飛で決勝が行われ、石井美樹(荒井商事・湘南ベルマーレ)・村上めぐみ(オーイング)組が鈴木千代(クロス・ヘッド)・坂口由里香(大樹グループ)組に2-0(21-16、21-12)で勝利。開催国枠で東京五輪代表に決定した。敗れた鈴木・坂口組は試合後「打っても打っても拾ってくる」などと勝者を称えた。
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ねじ伏せられた。鈴木・坂口組の決勝の相手は、国内ランク1位の石井と同2位の村上のペア。22日の2回戦でも対戦して金星を挙げていたが、この日は石井の強烈なサーブとスパイク、村上の技術の前に苦しみ、0-2のストレート負け。敗者復活から勝ち上がってきた実力者に屈した。
坂口にとっては、石井はビーチバレーで最初にペアを組んだ選手。村上も以前の所属先が同じで「ずっと背中を追いかけてきた先輩」だった。「打っても打っても拾ってくる。『もっと早く攻撃しないと』という気持ちにさせられて、いつも通りのプレーができなかった」と完敗を認めた。
試合後は健闘を称え合った相手から、嬉しい言葉ももらったという。石井・村上組はこの後、ワールドツアーに参戦予定。そこでランキングを上げれば、今大会で2位になった鈴木・坂口組の東京五輪出場の可能性も出てくるという。鈴木は「『もう1枠取って来るから』とすぐに言ってくれて。自分たちが勝って嬉しいはずなのに、自分たちより私たちのことを考えてくれたのが嬉しい」と感激した様子で声を震わせた。
東京五輪に出場できなくなった時点で、一度ペアを解消することが決まっている。今後はまだ分からないが、坂口は「とりあえずゆっくりして、気持ちの整理ができたら、チームで話し合いをして、納得する道を歩めるようにしたい」と語っていた。東京五輪には日本から最大2組が出場可能で、残る1枠は6月14日付のオリンピックランキングで上位15チームに入るか、同18日から始まるアジア最終予選で優勝することが条件となる。
(THE ANSWER編集部)