韓国初4強進出チョンが本音ポロリ 勝利目前で「セレモニーの内容を考えていた」
「セレモニーどころじゃない」、言葉の端々からにじむ誠実な人柄
「そのせいでデュースまで追い込まれることになって、これはもうセレモニーどころじゃないなと。ただ目の前の戦いに集中することに努めました」とほっとした表情。切り替えて、セミファイナルの切符をつかみ取ったという。
今大会では3回戦で世界ランク4位のアレキサンダー・ズベレフ(ドイツ)を撃破し、4回戦でも元世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)をストレートで破るなど勢いが止まらない。粘り強いプレースタイルに加え、丁寧な受け答え。トレードマークの白い眼鏡の印象も相まって、誠実なイメージが定着してきた。
準決勝の相手は世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)と同20位のトマーシュ・ベルディハ(チェコ)の勝者。次戦で勝てばアジア人としては錦織圭の2014年の全米オープン以来となる、グランドスラムでのアジア人の決勝進出。歴史的快挙の瞬間が一歩ずつ近づいてきた。
(THE ANSWER編集部)