レッドソックス守護神のバーンズが大谷に言及

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は16日（日本時間17日）、レッドソックス戦に「3番・DH」で先発出場。1点を追う9回2死一塁の第5打席で、相手守護神のマット・バーンズ投手から起死回生の12号逆転2ランを放った。被弾したバーンズは試合後、大谷について「見てきた中で身体的に最も恵まれている野球選手」「彼はスペシャルだ」などと語ったという。米記者が伝えている。

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　被弾した守護神も認める長打力だ。1点を追う9回2死一塁。大谷はバーンズが投じた内角97マイル（約156キロ）を捉えた。高く舞い上がった打球は右翼ポール際に着弾。起死回生の逆転2ランとなった。ダイヤモンドを回る大谷は両手を叩いて歓喜。一方打たれたバーンズは、打球を見送ると右手をあげて悔しがった。

　被弾後のバーンズも映った実際の動画を、米ロサンゼルスのスポーツチャンネル「バリー・スポーツ・ウェスト」公式ツイッターが公開。また、MLB公式サイトでレッドソックス番を務めるイアン・ブラウン記者は試合後に自身のツイッターを更新。バーンズの言葉を伝えている。

　ブラウン記者によると、バーンズは「彼（大谷）は、我々が今まで見てきた中で身体的に最も恵まれている野球選手だと個人的には思う。101マイル（約163キロ）を投げられて、600フィート（約183メートル）打てる選手をこれから見られるかどうか分からない。だから、彼はスペシャルな選手だ」などと語ったという。

　12号を放った大谷はこの時点で、本塁打数メジャー最多タイとなった。エンゼルスは6-5と逆転勝利。連敗ストップに貢献した大谷に、相手守護神も舌を巻いていた。