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村上茉愛「五輪がいつ来てもいいように待つのみ」 2大会連続の五輪切符で胸中吐露

3大会連続五輪出場目指した寺本は補欠「こっちの方が精いっぱい自分の仕事できる」

 村上と畠田が2強体制で、全日本個人総合を終えた時点で3位争いはきん差だったが、平岩が制した。5位からの巻き返しを狙っていた相馬生(朝日生命)は、跳馬、段違い平行棒でともに着地の際に右ひざを痛めて棄権。平岩と杉原は、最初の跳馬を終えて同点の3位に並んだが、段違い平行棒、平均台で平岩が杉原の点数を上回って引き離した。

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 4位の杉原は、3大会連続の五輪出場を目指して6位から追い上げた寺本明日香(ミキハウス/レジックスポーツ)と0.002点のきん差になったが、最終種目のゆかでは、寺本が終末技の着地が乱れて手をついてしまい、得点を伸ばせず。杉原は3位を逃したが、貢献度で選出され、会場で代表内定の発表を受けると、両手を挙げて観客の拍手に応え、嬉し涙を流した。

 昨年2月の左足アキレスけん断裂から復帰した寺本は、追い上げが及ばなかったが、補欠に選出。「正直、自分が代表に入ったとしても、五輪でメダルを取れる演技できるかと言うと、そこまでコンディションが戻っていない。だから、良かったとは言えないけど、こっちの方が、精いっぱい自分の仕事ができると思う」と惜しみないバックアップを約束した。

 東京五輪に向けて活動する4人の代表選手と補欠選手が決まり、田中光強化本部長は「まずは、団体戦での戦い方を考えている。(演技の)安定した実施を目指したい。米国、中国、ロシアなどが強いが、取りこぼしなく強化をして、自分たちの力を出し切れれば、結果は見えてくる」と団体戦でのメダル獲得に向けて、各自の技の完成度を高めていきたい考えを示した。五輪があると信じて、チーム一丸で強化に励む。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)


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