大坂なおみ、四大大会初のベスト8入りならず 世界女王ハレプにストレート負け
テニスの全豪オープンは22日、女子シングルス4回戦で世界ランク72位の大坂なおみ(日清食品)が同1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦し、3-6、2-6でストレート負け。四大大会初のベスト8入りには手が届かなかった。
第1セットでブレークされた後、リズムに乗れず0-2で4回戦敗退
テニスの全豪オープンは22日、女子シングルス4回戦で世界ランク72位の大坂なおみ(日清食品)が同1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦し、3-6、2-6でストレート負け。四大大会初のベスト8入りには手が届かなかった。
試合は第1セットから熱戦となった。お互いにサービスゲームをキープして迎えた第6ゲーム、大坂はブレークチャンスを6回迎えるも、粘るハレプを打ち崩せず。逆に、続く第7ゲームでブレークを許すと、第1セットは3-6で奪われてしまった。
第2セットは第1ゲームをブレークするも、すぐさまブレークバックされ、リズムに乗れない。そこから4ゲーム連取を許すと、主導権を握れないまま2-6で落とし、無念のストレート負けとなった。
今大会は1回戦でクリスティーナ・クコバ(スロバキア)を破ると、世界ランク19位のエレーナ・ベスニナ(ロシア)、同17位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)と格上を連続して破る快進撃で、四大大会初となる4回戦進出。20歳104日での全豪ベスト16到達は1990年の伊達公子(19歳122日)以来日本人で2番目の若さで、グランドスラムにおいても1995年全仏オープンの杉山愛(19歳342日)に次ぐ若さとなった。
今大会3試合で計7時間25分の激闘を制して勝ち上がってきた世界女王の壁は破れなかったものの、今大会は190キロを超える弾丸サーブや正確なショット、謙虚すぎる勝利者インタビューで海外ファンの心を掴んだ大坂。無限の可能性を秘めた20歳は、この悔しさを胸にさらに強くなる。
(THE ANSWER編集部)