10戦7度予選落ちからV争い 淺井咲希が気分転換で首位「シューズ10足洗ってすっきり」
女子ゴルフの国内ツアー・ほけんの窓口レディース第2日が15日、福岡CC和白C(6335ヤード、パー72)で行われたが、天候の回復が見込めないためサスペンデッドとなった。5打差の31位で出た22歳の淺井咲希(小杉CC)は、7番までに5バーディー、ボギーなしの通算6アンダーで暫定首位に浮上。36ホールの短縮競技となり、残り11ホールで優勝を狙う。
ほけんの窓口レディース第2日
女子ゴルフの国内ツアー・ほけんの窓口レディース第2日が15日、福岡CC和白C(6335ヤード、パー72)で行われたが、天候の回復が見込めないためサスペンデッドとなった。5打差の31位で出た22歳の淺井咲希(小杉CC)は、7番までに5バーディー、ボギーなしの通算6アンダーで暫定首位に浮上。36ホールの短縮競技となり、残り11ホールで優勝を狙う。
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雨中の猛追だった。淺井は1番で残り145ヤードから2メートルに、3番パー4は右ラフから残り100ヤードの第2打を3メートルにつけてともにバーディー。5番は40ヤードのアプローチを2メートルに寄せて1つ伸ばした。6番も110ヤードから1メートル半に、172ヤードの7番パー3もピン手前3メートルにつけて3連続バーディーだ。7ホールで怒涛の5バーディー。中断で流れは途切れたが、笑顔で振り返った。
「私のゴルフ自体は昨日から良い。昨日は最後にダボだったけど、その分を取り返そうと思って、今日は攻めるゴルフをしました。3連続バーディーの途中だったのでハーフまで行きたかった気持ちはあったけど、ネガティブな感じはなく、今日はいいプレーができた自分を褒めたい」
渋野日向子(サントリー)らと同じ1998年度生まれの黄金世代。今年は10試合で4連続を含む7度の予選落ち。最高20位でトップ10にも入れてない。週末はテレビで試合観戦。「画面上に自分がいないことで病み気味になっていました。何もかもがよくなかった。ちょっとリフレッシュしようと思って手入れからしました」。洗面器に水をため、試合用の「シューズ10足」を一気に手洗い。2時間もかけ「全部洗ってスッキリした」とストレスを解消した。
2019年8月にツアー初優勝。調子が良かった頃の映像を見返し「まずは形から入ろうと思って」と、今はカラフルのグリップを当時と同じ黒に統一。「良かった時の色。ちょっと気が引き締まる」と笑った。もちろん、技術面でも気持ちよくドローボールを打てるように意識し、スムーズに復調してきた。
1年9か月ぶりの2勝目へ、残り11ホール。「最終組はスコアを伸ばしてくる。(同組の穴井)詩さんの勢いがよかった。優勝争いというより、詩さんについていきたい」。切られた流れを再燃させる。
(THE ANSWER編集部)