メッツのデグロムのバント安打にファン「何てプレーだ」

　米大リーグ・メッツのジェイコブ・デグロム投手が9日（日本時間10日）、ダイヤモンドバックス戦に先発して5回1安打1失点と好投。今季3勝目を挙げた。サイ・ヤング賞2度を誇る右腕はこの日、3回の第1打席で三塁側へ見事なセーフティーバントも決めた。実際の映像をチーム公式SNSが公開。米ファンからは「美しい」「オオタニより優れてる」などとコメントが書き込まれている。

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　確かに見事なバントだ。デグロムは3回無死一塁での第1打席、初球で相手の意表をついた。打つ構えから素早く切り替え、93マイル（約150キロ）の球をセーフティーバント。三塁側へ、絶妙な強さで転がした。三塁手エデュアルド・エスコバルが素手で拾い上げて投げるも間に合わない。見事に内野安打とし、この後得点も記録した。

　美しいバントを決めた実際の映像を、メッツ公式ツイッターが公開。文面には「アスリート！」と興奮をつづった。米ファンからは「何てプレーだ」「最高」「美しい」「この男は人間じゃない」「彼にできないことはない」「チームのために全部やらなきゃいけない」「ただただ信じられない男だ」「オオタニより優れてる」「デグロムは生ける伝説」などと反響が寄せられている。

　エンゼルスの大谷翔平投手も4月のレンジャーズ戦でシフトの穴をつくバント安打を記録していたが、それ以上に綺麗な形で決まった。18、19年と2年連続でサイ・ヤング賞を獲得しているデグロムは今季、防御率0.68と圧倒的な成績を残しているが、打撃でも15打数7安打の打率.467と活躍している。米メディアによると、デグロムはこの試合、右半身の張りのため5回を投げ終えて降板。それでもチームは4-2で勝利している。