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「最近情けない成績なので…」 恩返しの“母の日V”へ、賞金女王・鈴木愛が1打差2位

女子ゴルフの2021年国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパスカップが7日、茨城GC東C(6630ヤード、パー72)で第2日が行われた。5位で出た17、19年賞金女王・鈴木愛(セールスフォース)は6バーディー、1ボギーの67で回り、通算8アンダーで首位と1打差の2位に浮上。誕生日&母の日と重なる最終日へ好位置につけた。高橋彩華(東芝)が9アンダーで単独首位。

1打差2位の鈴木愛【写真:Getty Images】
1打差2位の鈴木愛【写真:Getty Images】

国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパスカップ第2日

 女子ゴルフの2021年国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパスカップが7日、茨城GC東C(6630ヤード、パー72)で第2日が行われた。5位で出た17、19年賞金女王・鈴木愛(セールスフォース)は6バーディー、1ボギーの67で回り、通算8アンダーで首位と1打差の2位に浮上。誕生日&母の日と重なる最終日へ好位置につけた。高橋彩華(東芝)が9アンダーで単独首位。

 メジャーの優勝争いに賞金女王が加わった。鈴木は3番で残り152ヤードから3メートルにつけて1つ伸ばすと、4番では4メートルのバーディーパットを沈めた。13番も5メートルから入れて伸ばし、18番は114ヤードから2メートルにつけてバーディーで締めた。同組の上田桃子(ZOZO)は14番で135ヤードから直接カップインさせてイーグル。ともに8アンダーに伸ばし、鈴木は勢いに乗れたという。

「今年一緒に回る人がイーグルとかホールインワンとかするので、『凄いなぁ』と思って回っていました。桃子さんがバンバンバンと伸ばしていたので、自分も置いて行かれないようにしようと頑張りました」

 今年は予選落ちがないものの、3戦目の2位以外でトップ10入りはなし。「いつも結果ばかり意識していた」とバーディー数やスコアを意識してしまっていた。今週はマネジメントに焦点を置き「どうやったらよく回れるか考える。淡々とできている」と目の前の一打に集中。メンタル面の切り替えがうまくいって復調した。

 最終日の9日は27歳の誕生日。話を振られたが「練習を頑張っているのでご褒美を貰えたらと思うけど、母の日でもある」と強調。母・美江さんはコロナ禍の入場規制で会場には入れないが、ツアーに同行してサポートしてくれている。「最近情けない成績なので、やっぱり結果で返したい。最高の日にできたらと思う」と恩返しを誓った。

 勝てば19年11月以来のツアー通算17勝目、16年日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯以来のメジャー3勝目となる。「今まではメジャーに対する強い思いがありすぎて空回りした。気合が入るのはいいことですが、それがほとんど上手くいったことがなかった。あと2日間、どうしても波が出るので我慢する日が来ると思う。そういう日も淡々とできれば。楽しくできたらいいかなと思います」。勝ち方を知る賞金女王が自分のゴルフに徹する。

(THE ANSWER編集部)


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