「演出だろ？」　人気YouTuber、ジェイク・ポールと大乱闘

　ボクシングの元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー（米国）は6月6日に米フロリダ州マイアミのハードロック・スタジアムで人気YouTuber、ローガン・ポール（同）と対戦する。6日（日本時間7日）には同所でフェイスオフイベントが行われたが、記者会見後に大乱闘へと発展。米スポーツチャンネル「ショータイム」のボクシング専門アカウントが公開している動画は500万回以上再生されるなど大反響を集めている。

　ド派手な“前哨戦”を繰り広げた。多数のカメラに囲まれているのはメイウェザーと、ローガンの弟ジェイクだった。2人は至近距離で対峙すると、激しい口論が始まった。そしてジェイクは突如メイウェザーが被っていた白いキャップを奪い取ると逃走。これに怒ったメイウェザーが追いかけると、ボディーガード、警備員、メディアも入り乱れる大乱闘へと発展した。

　コロナ禍でマスクも着けず“密”状態での乱闘騒ぎは1分以上も続いた。米紙「USAトゥデー」では「ジェイク・ポールがフロイド・メイウェザーの帽子を奪い、喧嘩に」との見出しで一部始終をレポート。「フロイド・メイウェザーはローガン・ポールと6月6日に対戦する予定だが、兄弟のジェイク・ポールと殴り合いになるところだった」「そこでジェイクはメイウェザーの帽子を奪い取り、そこにいた何十台のカメラやスマートフォンは乱闘の様子を撮影した」などと記している。

　また記事によると、ジェイクはこの騒動の後に自身のSNSを更新し、メイウェザーのボディーガードの1人が自身の目にパンチを放ったと主張しているという。

　米スポーツチャンネル「ショータイム」公式ツイッターでは「マイアミでの大乱闘」とのタイトルで騒動の一部始終を公開。これに米ファンからは「すべて演出だろ？」「滑稽だ」「カメラアングル良いね」「ジェイクを倒してくれ」「笑ってしまう」「誰もマスクしていない」「ボクシングが茶番になってしまった」などと反響が寄せられ、500万回以上再生されている。