笠りつ子が首位発進 地元の子供たちへ、1バーディーで肉1kg寄付「自己満足だけど…」
女子ゴルフの2021年国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパスカップが6日、茨城GC東C(6630ヤード、パー72)で開幕した。笠りつ子(京セラ)が7バーディー、1ボギーの66で回り、6アンダーで単独首位発進。今年から地元の子どもたちへ1バーディーごとに肉1キロを寄付することを決め、活動に対する想いを明かした。
国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパスカップが開幕
女子ゴルフの2021年国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパスカップが6日、茨城GC東C(6630ヤード、パー72)で開幕した。笠りつ子(京セラ)が7バーディー、1ボギーの66で回り、6アンダーで単独首位発進。今年から地元の子どもたちへ1バーディーごとに肉1キロを寄付することを決め、活動に対する想いを明かした。
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笠が初日からバーディーラッシュだ。前半11番で残り125ヤードからピン横2メートル弱につけてバーディー。12番も155ヤードからピン左2メートル弱につけて1つ伸ばした。15番は68ヤードからピン奥1メートルに寄せてバーディー。7番では2段グリーンの下の段から8メートルのパットを沈めて伸ばした。会見では「パーフェクトに近いプレーができた」と笑顔を見せ、こう続けた。
「ティーショットも、セカンドショットも、パットも全部よかった。あまり『メジャーだ』という気持ちはなくて、コースと向き合って戦いたいと思っていた。練習よりもグリーンのコンディションが良くて、硬くて速い。今日は凄くいい形で合ってきた。最近は体もいい感じになっていて、体と気持ちがマッチしている」
前週は同じ熊本出身の上田桃子(ZOZO)が優勝。笠は「年齢の近い桃ちゃんの優勝、常にゴルフのことを考えている姿を見て、自分も頑張らないといけないと思いました」と刺激を受けた。今年は「熊本市子ども食堂応援プロジェクト」に参加し、1バーディーごとに1キロの肉を寄付する活動を開始。この日は7キロの寄付を実現させ、活動の理由についてこう説明した。
「コロナの影響もあって十分にご飯を食べられない子どもたちがいることを聞きました。私は美味しいお肉やご飯を食べていて、そういう子たちにも食べてほしいと思った。以前から何かやりたいと思っていて。正直、今年初戦では『本当に獲れるのかな』って緊張したけど、最近はイーグル、バーディーも獲れている。自己満足かもしれないけど、子どもたちにお肉をあげたいという強い思いを持ってプレーしています」
ツアー通算5勝だが、賞金ランク3位に入った16年以来優勝がない。メジャー初Vもかかる33歳は「(前回の優勝から)5年ですよね。目の前の一打に集中して自分のベストを尽くしたい。私の結果によって応援してくださるファンの方、スポンサーの方が喜んでくれるなら、と思って今はやっています」と前を向いた。
(THE ANSWER編集部)