“空白の3秒間” 38歳の“ネバーギブアップ弾”に反響「スローモーション」
海外ハンドボールで、一度はシュートが外れたにもかかわらず、相手チームが余韻に浸っている隙にゴールネットを揺らすという珍場面が誕生した。
アイスランドのシングルズソンが7mスローで驚愕の同点ゴールをマーク
海外ハンドボールで、一度はシュートが外れたにもかかわらず、相手チームが余韻に浸っている隙にゴールネットを揺らすという珍場面が誕生した。諦めない姿勢が生んだ“ネバーギブアップ・ゴール”を米メディアが動画付きで紹介すると、ファンから「実世界でスローモーションを使ってる」「子供に諦めないことを教える時、この映像を見せよう」と驚きの声が挙がっている。
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2年に一度行われる欧州選手権が、1月12日からクロアチアで行われている。16日に行われたグループAのせルビア対アイスランド戦、試合時間も残りわずかとなった後半26分にドラマが起こった。
25-26と1点ビハインドで、7メートルスロー(サッカーにおけるPK)を得たアイスランドは、38歳のグジョン・シグルズソンがシュートを担当。投げようと構えるとセルビアのGKがするすると前に出てきて、両手を高く上げて阻止を試みる。シングルズソンはフェイントをひとつ挟むと、再びシュート体勢へ。しかし、強烈なシュートではなくGKの頭を越すループシュートを選択。完全に意表を突いたが、シュートは惜しくもバーに当たり、同点に追いつくチャンスは逃したかに思われた。
しかし――。ゴールの中で尻もちをつくGK、シュートが外れてガッツポーズするセルビアの選手を尻目に、シングルズソンは戻ってきたボール目がけて迷わずダイビング。“パンチング”するかのように右手の拳でシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。“空白の3秒間”にゴールを決められたセルビアのGKは唖然。シングルズソンは両手を広げて喜びながら、自陣へと守備に戻っていった。