大谷翔平の加速力は「プリウス以上」 米解説者も虜になる快足「多くは気付かないが…」
米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、敵地でのマリナーズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。3打数無安打に終わったが、自身初の1試合2盗塁を決めた。二盗&三盗を立て続けに成功させた快足ぶりに注目が集まる中で、現地で解説を務める球団OBも並外れた「加速力」を絶賛している。
1イニング2盗塁、エンゼルスOBのグビザ氏「リッキー・ヘンダーソンのよう」
米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、敵地でのマリナーズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。3打数無安打に終わったが、自身初の1試合2盗塁を決めた。二盗&三盗を立て続けに成功させた快足ぶりに注目が集まる中で、現地で解説を務める球団OBも並外れた「加速力」を絶賛している。
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投手とは思えない。大谷がこの日は快足で魅せた。初回の第1打席では右肘に死球を受け出塁した大谷は、その後のトラウトの打席ですかさず走った。完全にモーションを盗みスチール成功。相手捕手は送球すらできなかった。
さらに2死二塁の場面だ。今度は果敢に三盗。これも爆発的なスプリントスピードで加速し、長い足を伸ばしてスライディング。1イニングで2つ目の盗塁を成功させ、チームトップの6盗塁とした。得点にこそ繋がらなかったが、足でスタンドを沸かせた。
米ロサンゼルスのスポーツチャンネル「バリー・スポーツ・ウェスト」公式ツイッターでは、現地で試合中継の司会を務めたパトリック・オニール氏と、解説したエンゼルスOBのマーク・グビザ氏によるレビュー映像を公開しているが、大谷の“連続盗塁”について2人はこんなやりとりを繰り広げている。
オニール氏「死球を投げる腕に受けた後、二盗、三盗を決めると思いましたか」
グビザ氏「リッキー・ヘンダーソンがこのような感じでしたね。『当てるのか。オーケー、それならお前らが気付く前に三塁に行ってやるよ』っていう具合で。ショウヘイはそれをやりました」
グビザ氏はメジャー最多の通算1406盗塁をマークしたメジャー史上最高のリードオフマンを引き合いに出して絶賛。さらにグビザ氏は「我々は彼がパワーがあって、100マイル超えの速球ととんでもないスプリットを持っていることは知っています。しかしスピードもある。スムーズに走るから多くの人は気付かないが、彼は並外れて速いんです」と続けている。