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シャラポワ、“因縁の全豪”で復活の1勝「ここに出られたことは重要な意味を持つ」

テニスの全豪オープン2日目は16日、女子シングルス1回戦で世界ランク48位マリア・シャラポワ(ロシア)が同47位タチヤナ・マリア(ドイツ)を6-1、6-4のストレートで下し、初戦突破を決めた。2年前の大会期間中のドーピング検査で禁止薬物に反応を示し、出場停止15か月の発端となった“因縁”のメルボルンで、当時以来の大会1勝を手にした“妖精”は「今日、ここに出られたことは本当に重要な意味を持つ」と試合後のインタビューで語った。

マリア・シャラポワ【写真:Getty Images】
マリア・シャラポワ【写真:Getty Images】

2年前の大会期間中、ドーピング検査で陽性反応…当時以来の1勝「一瞬一瞬楽しみたい」

 テニスの全豪オープン2日目は16日、女子シングルス1回戦で世界ランク48位マリア・シャラポワ(ロシア)が同47位タチヤナ・マリア(ドイツ)を6-1、6-4のストレートで下し、初戦突破を決めた。2年前の大会期間中のドーピング検査で禁止薬物に反応を示し、出場停止15か月の発端となった“因縁”のメルボルンで、当時以来の大会1勝を手にした“妖精”は「今日、ここに出られたことは本当に重要な意味を持つ」と試合後のインタビューで語った。

 “妖精”がパワフルに帰ってきた。シャラポワは世界ランク47位マリアを相手に圧倒。強烈なフォアハンドを炸裂させた瞬間を大会公式ツイッターが「パワー、パワー、パワー」と驚きをもって動画付きで紹介するなど、圧巻のストレート勝ちで2回戦に駒を進めた。

 2年ぶりの全豪オープン白星。当時は大会期間中のドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示し、出場停止15か月の発端となった。試合後のインタビューでは「今日、ここに出られたことは本当に重要な意味を持ちます」などと語った。

「この地に戻ってくるまで、何年間もかかってしまいました。なので、私はこの一瞬一瞬を楽しみたいです。それは私にとって多くを意味します。これらの瞬間に私は愛情を注ぎます。毎試合、こなしていくごとにタフな戦いが待っていることになります。それは挑戦です。ですが、それこそがグランドスラムと言われる所以なのです」

 大会公式ツイッターは「シャラポワがメルボルンに幸せな帰還」と速報。コメント欄では「いろいろ言われているが、勝利を掴む実力の持ち主である事は確かだ」「勝つべきところで勝ち切る。スマートな女性だ」「なんだかんだ注目株」といったファンのコメントが投げかけられていた。

 08年の全豪オープンを制している30歳は昨年4月に戦線に戻り、10月の天津オープンで復帰後ツアー初優勝を飾っていた。“因縁”の地で、どこまで躍進を見せられるのか。大会の一つの見ものとなりそうだ。

(THE ANSWER編集部)

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