第3戦前、フェルスタッペンがインタビューに応じる

　4月にイタリア・イモラで行われた自動車のF1シリーズ第2戦、エミリア・ロマーニャ・グランプリ（GP）は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン（オランダ）が今季初優勝を果たした。第3戦ポルトガルGP開幕前の現地時間4月29日、フェルスタッペンは日本メディア向けのインタビューに応じ、日本人では7年ぶりのF1参戦となった角田裕毅（アルファタウリ・ホンダ）についても語った。

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　エミリア・ロマーニャGPでF1通算11勝目を挙げたフェルスタッペン。勝利の要因を問われると「一番の要因はスタートだね。基本的に追い抜きがトリッキーなコースだから、重要なポイントだったと思う」と自ら分析。「コンディションの変化が激しかったから、マシンをコース上にとどめておくことも大事で、リードを取っているとそれがいくらか楽になる」と続けた。

　2021年限りで、パワーユニット（PU）サプライヤーのホンダがF1活動を終了することとなっている。そのため、レッドブルにとってはホンダとの“ラストイヤー”だ。「ホンダと走れる最後のシーズンになってしまって残念だよ」と話したフェルスタッペンは「一緒に最高のシーズンを過ごせるように頑張るし、ホンダのためにも、一つでも多くのレースで勝利して、最高の形でシーズンを終えたいね」と意気込んだ。

　インタビューではルーキーとして参戦している20歳の角田についても言及。パフォーマンスの評価については、まだ何とも言えないとしながらも「シャイじゃないところが凄く良いと思うよ。F1で成功するためには不可欠な要素だと思うね。ユウキにはメンタルの強さがある」と精神面の才能を称えた。